BOSS SY-1 と SY-200を比較してみた
楽器・機材
BOSS SY-1・SY-200 の特徴と比較
BOSSのギターシンセペダル SY-1 と SY-200を比較してみました。
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BOSS SY-200
SY-200 Synthesizer は、アナログスタイルの豊富なシンセサイザーサウンドを搭載したギター用シンセサイザー。レイテンシー・フリーの自然な弾き心地はもちろん、ポリフォニックにも対応しているため、コード・ストロークもストレスなく演奏できます。
SY-200 の特徴
- 洗練された200シリーズの筐体に、高度なBOSSポリフォニック・ギターシンセ・テクノロジーを搭載
- 12種類のアナログ・ライクなシンセ・タイプに、それぞれに多彩なバリエーションをスタンバイ。合計171音色より選択可能
- 3つのパラメーター・ノブでサウンドを自由にカスタマイズ
- 内蔵メモリーに、お気に入りのセッティングを128個まで保存可能
- 本体ノブとLCDディスプレイにより素早いセットアップが可能
- 専用ピックアップを必要とせず、あらゆるギター/ベースで使用可能
- レイテンシー・フリーの自然な弾き心地
- パッチの変更、ホールド、ピッチ・コントロール等のアサインが可能なMEMORY/CTL1スイッチ
- ダイレクト音とシンセ・サウンドの音量は、独立した2つのノブで個別に調節/ブレンドが可能
- SEND/RETURN端子を搭載し、パラレル出力やペダルボードへのスムーズな統合を実現
- ギター/べ―スの2つのモードを搭載し、シンセ・エンジンをそれぞれの特性に最適化
- 外部フットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDI制御のための充実したコントロール端子を搭載
- TRS MIDI端子(ステレオ・ミニ・タイプ)を搭載(別売BMIDI-5-35ケーブルを使用)
- ファーム・アップデート用のMicro USB端子
- 別売のACアダプターPSA-100S、または単三電池3本による2電源方式を採用
サウンドタイプ
- LEAD—ソロやリードに適したワイド・レンジ・サウンド
- PAD—コード演奏に適した音の隙間を埋めるやわらかいサウンド
- STRING—クラシックなシンセ・ストリングスのサウンド
- BELL—金属的な響きのベル・サウンド
- ORGAN—ロータリー・サウンドを含む、オルガン・サウンド
- BASS—シンセ・ベースのサウンド
- DUAL—2つのシンセをレイヤーした厚みのあるサウンド
- SWEEP—揺れを特徴とするサウンド
- NOISE—アナログ・シンセ・テイストのノイズ・サウンド
- SFX—効果音やピッチ・シフトされたユニークなサウンド
- SEQ—ピッチや音質がリズミカルに変化するパルス・サウンド
- ARPEGGIO—ノートに応じたアルペジオ・フレーズを生成
スペック
外形寸法 | 101mm(W) x 138mm(D) x 63mm(H・ゴム足を除く) |
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重量 | 630 g(電池除く) 700 g(電池を含む) |
規定入力レベル | INPUT、RETURN:-10dBu |
最大入力レベル | INPUT、RETURN:+7dBu |
入力インピーダンス | INPUT、RETURN:2MΩ |
規定出力レベル | OUTPUT、SEND:-10dBu |
最大出力レベル | OUTPUT、SEND:+7dBu |
出力インピーダンス | OUTPUT、SEND:1kΩ |
推奨負荷インピーダンス | OUTPUT、SEND:10kΩ以上 |
バイパス | バッファード |
コントロール | ON/OFFスイッチ、MEMORY/CTL 1スイッチ TYPEつまみ、MEMORYつまみ、 1つまみ、2つまみ、3つまみ、 D. LEVELつまみ、E. LEVELつまみ、 VARIATIONつまみ MENUボタン、EXITボタン |
ディスプレイ | グラフィックLCD(132×32ドット、バックライト付き) |
接続端子 | INPUT、OUTPUT、SEND、RETURN端子:標準タイプ CTL 2, 3/EXP端子:TRS標準タイプ MIDI(IN、OUT)端子:ステレオ・ミニ・タイプ DC IN端子 USB端子:USBマイクロBタイプ(プログラム・アップデートのみ) |
電源 | アルカリ電池(単3形)×3 ACアダプター(別売) |
消費電流 | 230mA |
付属品 | 取扱説明書 「安全上のご注意」チラシ アルカリ電池(単3形)×3 ゴム足×4 保証書 |
別売品 | ACアダプター:PSA-100S フットスイッチ:FS-5U デュアル・フットスイッチ:FS-6、FS-7 エクスプレッション・ペダル:FV-500H、FV-500L、EV-30、Roland EV-5 MIDI/TRSコネクティング・ケーブル:BMIDI-5-35、BMIDI-1-35、BMIDI-2-35、BCC-1-3535、BCC-2-3535 |
SY-200 Movie
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BOSS SY-1
新世代ポリフォニック・ギター/ベース用シンセサイザー BOSS / SY-1。専用PUを必要としない革新的なシンセマシンSY-300のテクノロジーを継承。それぞれに11種のバリエーションを持った、11種のサウンドスタイル計121種の豊富な音色から、好みのシンセサウンドを得られます。センド/リターンや、EXP端子も備え拡張性にも優れ、高い汎用性も魅力。ギター/ベースへ手軽に新たなサウンド表現の可能性を提供します。
SY-1の特徴
- コンパクト・ペダル・タイプの本格的なポリフォニック・ギター・シンセサイザー
- 専用ピックアップを必要とせず、あらゆるギター/ベースで使用可能
- 121種類(11タイプ、11バリエーション)のシンセ・サウンドを即座に選択可能
- シンセ・リード/ベース・シンセ/重厚なオルガン・サウンド/広がりのあるパッド・サウンド/リズミックなシーケンス・サウンドなど、多彩なアナログ・スタイルのシンセ・サウンドを搭載
- レイテンシー・フリーの自然な弾き心地
- TONE/RATEとDEPTHノブにより、理想のサウンドへ素早く調整可能
- シンセ・サウンドを持続させた状態で、ギター・サウンドでの演奏が可能なHOLD機能
- ギター・サウンドとシンセ・サウンドの音量は2軸のノブで個別に調節/ブレンドが可能
- 外部ペダルとパラレル接続が可能なSEND/RETURN端子を搭載
- GUITAR/BASSスイッチにより、シンセ・エンジンを使用する楽器に最適化
- 外部フットスイッチ、またはエクスプレッション・ペダルを増設可能
サウンド・タイプ
- LEAD 1/2—ソロやリードに適したワイド・レンジなサウンド
- PAD—コードに適した音の隙間を埋めるやわらかいパッド・サウンド
- BASS—図太いベース・シンセ・サウンド
- STR—クラシックなシンセ・ストリングスのサウンド
- ORGAN—多彩なオルガン・サウンド
- BELL—多彩なオルガン・サウンド
- SFX 1/2—効果音や個性的なサウンド
- SEQ 1/2—ピッチや音質がリズミカルに変化するサウンド
スペック
外形寸法 | 73mm(W) x 129mm(D) x 59mm(H) |
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重量 | 450g |
規定入力レベル | INPUT、RETURN:-20dBu |
入力インピーダンス | INPUT、RETURN:2.2MΩ |
規定出力レベル | OUTPUT、SEND:-20dBu |
出力インピーダンス | OUTPUT、SEND:1kΩ |
推奨負荷インピーダンス | 10kΩ以上 |
バイパス | バッファード・バイパス |
コントロール | ペダル・スイッチ GUITAR/BASS・スイッチ TYPEつまみ VARIATIONつまみ TONEつまみ DEPTHつまみ EFFECTつまみ DIRECTつまみ |
インジケーター | CHECKインジケーター (バッテリー・チェック兼用) |
接続端子 | INPUT端子:標準タイプ OUTPUT端子:標準タイプ SEND端子:標準タイプ RETURN端子:標準タイプ EXP/CTL端子:ステレオ標準タイプ DC IN端子 |
電源 | アルカリ電池(9V形) ACアダプター(別売) |
消費電流 | 85mA |
付属品 | 保証書 取扱説明書 チラシ(安全上のご注意、使用上のご注意、サービスの窓口) アルカリ電池(9V形、本体に接続済み) |
別売品 | ACアダプター:PSA-100 フットスイッチ:FS-5U デュアル・フットスイッチ:FS-6、FS-7 エクスプレッション・ペダル:FV-500H、FV-500L、EV-30、Roland EV-5 |
SY-1 Movie
BOSS SY-200 ギターシンセサイザー
SY-200 Synthesizer は、小ぶりな筐体に豊富なアナログ・スタイルのシンセ・サウンドを搭載しています。レイテンシー・フリーの自然な弾き心地はもちろん、ポリフォニックにも対応しているため、コード・ストロークもストレスなく演奏できます。
コンパクト・ペダルのSY-1 で定評のあるシンセ・サウンドをベースに、より多くのタイプとパラメーターを搭載。お気に入りのセットアップを内蔵メモリーに128 個まで保存しておくことができます。本体の2 つのフットスイッチは、アサインを駆使することで複雑なリアルタイム・コントロールも可能。外部フットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDI 接続によるコントロール機能も充実しています。
BOSS/SY-1 Synthesizer
複雑なプログラミングを必要としない、表現力豊かなギター・シンセサイザーSY-1 はあらゆるギター/ベースを、多彩なサウンドを楽しめるシンセサイザーへと生まれ変わらせることができます。
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SY-1 vs SY-200 スペック比較
SY-200 | SY-1 | |
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外形寸法 | 101mm(W) 138mm(D) 63mm(H・ゴム足を除く) |
73mm(W) 129mm(D) 59mm(H) |
重量 | 630 g(電池除く) 700 g(電池を含む) |
450g |
規定入力レベル | INPUT、RETURN:-10dBu | INPUT、RETURN:-20dBu |
入力インピーダンス | INPUT、RETURN:2MΩ | INPUT、RETURN:2.2MΩ |
規定出力レベル | OUTPUT、SEND:-10dBu | OUTPUT、SEND:-20dBu |
出力インピーダンス | OUTPUT、SEND:1kΩ | OUTPUT、SEND:1kΩ |
推奨負荷インピーダンス | OUTPUT、SEND:10kΩ以上 | 10kΩ以上 |
バイパス | バッファード | バッファード・バイパス |
サウンドタイプ | LEAD PAD STRING BELL ORGAN BASS DUAL SWEEP NOISE SFX SEQ ARPEGGIO |
LEAD 1/2 PAD BASS STR ORGAN BELL SFX 1/2 SEQ 1/2 |
音色数 | 171種類(12タイプとそのバリエーション) | 121種類(11タイプ、11バリエーション) |
コントロール | ON/OFFスイッチ MEMORY/CTL 1スイッチTYPEつまみ MEMORYつまみ 1つまみ 2つまみ 3つまみ D. LEVELつまみ E. LEVELつまみ VARIATIONつまみMENUボタン EXITボタン |
ペダル・スイッチ GUITAR/BASS・スイッチ TYPEつまみ VARIATIONつまみ TONEつまみ DEPTHつまみ EFFECTつまみ DIRECTつまみ |
ディスプレイ | グラフィックLCD(132×32ドット、バックライト付き) | CHECKインジケーター (バッテリー・チェック兼用) |
接続端子 | INPUT OUTPUT SEND RETURN端子:標準タイプ CTL 2, 3/EXP端子:TRS標準タイプ MIDI(IN、OUT)端子:ステレオ・ミニ・タイプ DC IN端子 USB端子:USBマイクロBタイプ(プログラム・アップデートのみ) |
INPUT端子:標準タイプ OUTPUT端子:標準タイプ SEND端子:標準タイプ RETURN端子:標準タイプ EXP/CTL端子:ステレオ標準タイプ DC IN端子 |
電源 | アルカリ電池(単3形)×3 ACアダプター(別売) |
アルカリ電池(9V形) ACアダプター(別売) |
消費電流 | 230mA | 85mA |
付属品 | 取扱説明書 「安全上のご注意」チラシ アルカリ電池(単3形)×3 ゴム足×4 保証書 |
保証書 取扱説明書 チラシ(安全上のご注意、使用上のご注意、サービスの窓口) アルカリ電池(9V形、本体に接続済み) |
別売品 | ACアダプター:PSA-100S フットスイッチ:FS-5U デュアル・フットスイッチ:FS-6、FS-7 エクスプレッション・ペダル:FV-500H、FV-500L、EV-30、Roland EV-5 MIDI/TRSコネクティング・ケーブル:BMIDI-5-35、BMIDI-1-35、 BMIDI-2-35、BCC-1-3535、BCC-2-3535 |
ACアダプター:PSA-100 フットスイッチ:FS-5U デュアル・フットスイッチ:FS-6、FS-7 エクスプレッション・ペダル:FV-500H、FV-500L、 EV-30、Roland EV-5 |
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SY-200 と SY-1 の相違点
SY-1の進化版がSY-200、という位置付けです。
SY-1と比べてSY-200の方がサイズと消費電力が大きくなっていますが、機能が増えています。
SY-1は121種類、SY-200は171種類と音色が増加し、SY-200はセットアップしたサウンドを128個まで本体に保存可能。
音色が増えた点とプリセットを保存できる点はSY-200に大きなメリットがあります。
音色は以下の通りで、DUAL・SWEEP・NOISE・ARPEGGIO が SY-200にのみ搭載されています。
• LEAD(共通)—ソロやリードに適したワイド・レンジ・サウンド
• PAD(共通)—コード演奏に適した音の隙間を埋めるやわらかいサウンド
• STRING(共通)—クラシックなシンセ・ストリングスのサウンド
• BELL(共通)—金属的な響きのベル・サウンド
• ORGAN(共通)—ロータリー・サウンドを含む、オルガン・サウンド
• BASS(共通)—シンセ・ベースのサウンド
• DUAL(SY-200のみ)—2つのシンセをレイヤーした厚みのあるサウンド
• SWEEP(SY-200のみ)—揺れを特徴とするサウンド
• NOISE(SY-200のみ)—アナログ・シンセ・テイストのノイズ・サウンド
• SFX(共通)—効果音やピッチ・シフトされたユニークなサウンド
• SEQ(共通)—ピッチや音質がリズミカルに変化するパルス・サウンド
• ARPEGGIO(SY-200のみ)—ノートに応じたアルペジオ・フレーズを生成
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操作面ではSY-200はディスプレイ(グラフィックLCD)での設定調整、SY-1は本体ノブからダイレクトに設定を調整します。
この点は好みによるかもしれません。
ギターシンセということもあり音色やコントロール箇所が多いため SY-1だと設定などを忘れやすいですが、SY-200のディスプレイでの操作だと細かい調整〜そのまま保存まで持っていけるのは非常に便利です。
また、SY-200では2つのフットスイッチを使用し、アサイン機能を駆使することで複雑なリアルタイム・コントロールも可能です。
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SY-200 公式サイトより
『他のペダルとの直列接続だけでなく、SEND/RETURN端子を活用することで、SY-200のシンセ・サウンドと他のエフェクターのサウンドをブレンドして出力することが可能です。例えば、SEND/RETURNのループ内に歪みペダルを配置し、ドライブ・サウンドとシンセ・サウンドをブレンドして出力、その後にモジュレーションやディレイ、リバーブをかけるといったルーティングの構築もできます。また、SEND端子はダイレクト・アウトとしても使用でき、ダイレクトとシンセ・サウンドを別々に出力することも可能です。』
とのことで、SEND/RETURNを活用して多彩なサウンドメイキングもできるようです。
この点でもSY-1よりもかなりメリットですね。
BOSS SY-200 ギターシンセサイザー
SY-200 Synthesizer は、小ぶりな筐体に豊富なアナログ・スタイルのシンセ・サウンドを搭載しています。レイテンシー・フリーの自然な弾き心地はもちろん、ポリフォニックにも対応しているため、コード・ストロークもストレスなく演奏できます。
コンパクト・ペダルのSY-1 で定評のあるシンセ・サウンドをベースに、より多くのタイプとパラメーターを搭載。お気に入りのセットアップを内蔵メモリーに128 個まで保存しておくことができます。本体の2 つのフットスイッチは、アサインを駆使することで複雑なリアルタイム・コントロールも可能。外部フットスイッチやエクスプレッション・ペダル、MIDI 接続によるコントロール機能も充実しています。
BOSS/SY-1 Synthesizer
複雑なプログラミングを必要としない、表現力豊かなギター・シンセサイザーSY-1 はあらゆるギター/ベースを、多彩なサウンドを楽しめるシンセサイザーへと生まれ変わらせることができます。