楽器・機材

Henriksen(ヘンリクセン)から発売された折りたたみ式の軽量アンプ台『Folding Amp Wedge』

先日、アメリカのアンプメーカー・Henriksenから新商品のお知らせメールが届きました。
メールを確認すると「Folding Amp Wedge」というアンプ台が新しく発売されたとのこと。

どうやら
・小型で薄い
・持ち運びがカンタン
・アンプの下に置いて、アンプに30度の傾斜をつけられる

というアイテムのよう。

『こんなアンプ台が欲しかった!』

いつもアンプをいい感じに傾けるために、(バーにある)灰皿や楽譜本をアンプの下に置いていた自分にとっては朗報以外の何物でもないお知らせでした。

さっそく2つ注文。
数日かけて自宅に届きました。


届いたFolding Amp Wedge。大きさの比較用としてペダルを置いてます。

大きさは 150mm × 200mm と小型でちょうどいいサイズ。
厚みは1cmくらいでしょうか。

重さを計ったら 315g でした。
かなり軽いです。

Description(公式サイトより)

Get up to a 30 degree tilt back with this folding amp wedge. Textured feet to prevent slipping, and it conveniently packs up in the gig bag pouch, or can be used inside the gig bag for extra protection of the control panel during transport.

Descriptionを見ると、

・アンプに30度の角度がつけられる
・滑らないようにギザギザのシートがついている
・ギターケースなどに入れて持ち運びやすい
・機材の持ち運びの際にギグバッグの中に入れとけばプロテクトとしても使えるぜ


とのこと。


Folding Amp Wedge。 この写真だけ見ると財布とかカードケースっぽく見えなくもない…


開いたところ。滑り止めとしてのギザギザシートが貼ってあります。


開いたところ(裏面)。『MADE IN CHINA』タグを発見。アメリカ製かと思いきや中国製でした。


折りたたみ式になっていて、普段は折り畳んで持ち運びます。

頑丈さについては、当然ではありますが、アンプを支えられるようにしっかりしています(フニャフニャではない)。

触ってみたところ、中に樹脂のような硬めの板が入ってますね。


組み立てるとこんな感じ。角度は調整不可のようです。


組み立てるとこんな感じ(別角度)。滑り止めのギザギザが見えます。


組み立てるとこんな感じ。



・・・・・


アンプの下に置いてみた

さっそくアンプの下に置いてみました。

うーん。
ナイス30度?

今までは上にも書いたように灰皿などをアンプの下に置き、最悪、置くものが見当たらない時には自分のクツを脱いでアンプを傾けたりしていたのに…。
これまでの苦労が嘘のように手軽にアンプを傾けられます。

で、アンプからの出音を聴き比べてみると、明確に違う。

アンプの下にFolding Amp Wedgeを置いて傾けた方が聴き取りやすく、無駄な音量を出す必要がありません。
これは素晴らしい…。


ビフォー。 アンプはHenriksen Jazz Amp TEN。


アフター。見事に聴き取りやすい角度になっています。


プリンストン・リバーブの下にも設置してみた。超がつくほどお手軽です。



・・・・・


Folding Amp WedgeのここがGOOD?

  • 薄い
  • 軽い
  • 持ち運びやすい
  • 値段も手頃
  • 丈夫でしっかりしている

Folding Amp Wedgeのここがイマイチ?

  • 角度を調整できない
  • 日本ではまだ売っていないようなので、送料が高めに掛かる


・・・・・


↑上にメリットとデメリットをまとめました。

小型で持ち運びやすい、そして手軽に使えるのがメリットです。
イマイチなところは角度が固定なところと、海外からの購入になるので送料と日数が掛かることでしょうか。
※ちなみに発送処理は遅めだったり早かったり気まぐれです。

角度については、Folding Amp Wedge自体の角度は固定なものの、アンプの位置を前後にずらせば傾きを微調整可能です。

実際に使ってみるとデメリットを一瞬で吹き飛ばす便利アイテムなので、アンプ台に困っている方・アンプを傾けたい方には超オススメです。

いつまでかは不明ですが期間限定でセールをしているようなので($34.99→$29)、気になる方はお早めに。

Henriksenの商品ページはこちら




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余談



余談ですが、↑この写真に写っているものは何でしょう?


答えは『ただの木』です。
(材木?)

2017年6月にPeter Bernsteinが名古屋ブルーノートでライブを行った際に、アンプの下に置いてあったもの。
ライブが終わったあと、スタッフが機材の片付けをしている時に発見しました。

本当にただの木なので(しかもちょっと汚い)、おそらくアンプを傾けられれば何でも良かったと推測しますが、
「ピーターもアンプの下にこういうのを置いてセッティングしてたんだな…」
と感心しながら撮影した次第です。
※暗かったのでノイズ多めです

アンプの角度は重要ですね。


閉演後のステージ。アンプ下の木は早々に取り除かれてステージの端に。わかりづらいですが、写真の左下の方(カベのところ)に写っています。



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