おすすめのコンプレッサーペダル / Empress Effects Compressor MKII Silver
楽器・機材
おすすめのコンプレッサーペダル「Empress Effects Compressor MKII Silver」
以前から欲しかったコンプレッサーペダル。
市場調査(?)をした結果に辿り着いたペダルが「Empress Effects Compressor MKII Silver」でした。
実は、入手したのは1年ほど前の2024年初秋です。
もしあまり使わなかったら、あるいは自分に合わなかったら手放そうと思っていたのですが、とても素晴らしいペダルで手放せなくなりました。
1年使った経験をもとに簡単なレビューのようなものを書いてみたいと思います。
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【商品情報(公式より引用)】
Empress Effectsにしか達成できない高次元のコンプレッションを可能にしたCompressorがMKIIにアップデート。スタジオ・レコーディングの名機Urei 1176コンプレッサー/リミッターからインスパイアされたサウンドはそのまま、よりコンパクトになり新機能も追加されました。
インプット/ゲインリダクションレベルのLEDメーター、独立したアタックとリリースコントロール、MIXノブによるパラレルコンプレッション、外部サイドチェインなどスタジオ向けハイエンドコンプレッサーにしか搭載されてこなかったコントロールをペダルサイズに凝縮。MKIIでは更に”Tilt”トーンEQコントロール、そしてコンプ検知回路上に調整可能なサイドチェインハイパスフィルターが搭載されています。
従来の色付けやサウンド変化の大きすぎるコンプレッサーペダルと比較して、圧倒的にハイレベルなサウンドメイクをシンプルに実現します。音楽表現や繊細なタッチを完全に制御し、サウンドを見事にコントロールするCompressor MKIIは、間違いなくすべてのプレーヤーにとって手放せない一台となるでしょう。
・Ratio: 2:1, 4:1, 10:1から選択し、幅広いサウンドに対応。
・Attack / Release: スタジオグレード機器同等の、独立したアタック/リリースコントロール。あらゆる状況に最適なコンプレッションを微細に達成できます。
・Mix: Dry/Wet(コンプレッション)の比率を自在に設定し”パラレル・コンプレッション”を可能に。ダイナミクスやサスティンを的確に整理しながら、一切の原音ニュアンスを失いません。
・LEDメーター: インプットゲイン/ゲインリダクションレベルを視覚的に表示するLEDメーター搭載。
・Toneコントロール: 500Hzをセンターとした”tilt”スタイルのトーンコントロールを新しく搭載。サウンドのトリートメントを後押しします。
・Sidechain Send/Return: TRS3.5mmインサートで、サイドチェイン(特定の帯域へのコンプレッションを個別にコントロール)が可能になります。スタジオ録音のテクニックを達成できます。
・Sidechain High Pass Filter: サイドチェインにハイパスフィルターを装備。これで別にフィルターを接続する必要はありません!フィルターで120 / 240 Hzから選択した帯域へのコンプレッションを微細に調整し、プロフェッショナルなサウンドメイクを実現します。
・True Display LEDs: ブライトなマルチカラーLEDで、コンプレッションの情報を正確に伝えます。
・True Bypass: ペダルをバイパス時にはシグナルに一切影響を与えません。
アダプター別売り(9VDC ( TIP = -) 、100mA)
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レコーディング・スタジオ品質のコンプレッサーを足下に
販売サイトなどに記載してある
「レコーディング・スタジオ品質のコンプレッサーを足下に」
という商品コピーに心を打たれました。
あまりコンプ臭くない、自然なコンプレッサーが欲しかった自分には
「まさに、これしか選択肢がない」
というペダルです。
実際に使用してみると、めちゃくちゃナチュラルな掛かり具合。
Dynacomp のようなペダルコンプの「パコーン」サウンドではありません。
Goodなところ
- 音がとにかくいい
- 自然な掛かり具合で、不自然なコンプ臭さがない
- LEDがついていて掛かり具合が視覚的にわかる
- コントロールパラメーターがたくさんあって細かく設定調整ができる
イマイチなところ
なし
※強いて言えばDynacompのような「パコーン」と鳴る、いわゆるペダルコンプレッサーサウンドがでない
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実は、普段の演奏ではアンプ直ばかりでペダルを使用しません。
※ペダルを使わないジャズギタリストだとほぼ皆さんアンプ直だと思います
そんな私がたまにペダルコンプを使う理由は、『音ムラを無くしてきれいな音を出したいから』です。
・ピックアップの出力が大きいギターを弾く時に、大きな出力を抑える
・きれいめなサウンドを出したい時に音ムラを抑える
というような使い方で、おもにライブで使用しています。
できればペダルに頼らずに技術でカバーしたいところですが、出力が大きいギターだとコードを鳴らした時に『ドカーン』と鳴ったりするので、ペダルコンプがあると便利です。
このペダルの良さは、上で書いた「Goodなところ」に集約されています。
・音がとにかくいい
・自然な掛かり具合で、不自然なコンプ臭さがない
本当にスタジオクオリティという印象で、不自然なコンプ臭さがありません。
コンプっぽさをあえて出したい場合には合わないと思いますが、コンプっぽさを出したくない自分のような利用目的の場合には完璧なサウンドクオリティです。
ギターのペダルコンプ、というよりは録音したサウンドにDAWでマスタリング系のプラグインコンプを掛けるようなサウンドです。
コントロールパラメーターがたくさんあるので、細かく設定調整ができるのもスタジオクオリティ。
どれも重要なパラメーターが並んでいて、自在にサウンドメイクできます。
とくにRATIOがあるのはありがたいです。
簡単にあっさりめにしたり、深く掛けたりできます。
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個人的にこのペダルの重要ポイントが『LEDメーターがついていて掛かり具合が視覚的にわかる』です。
INPUTやアタック、RATIOなどの設定値によっては実はコンプが掛かっていなかったりすることがあります。
LEDメーターがあるとコンプが掛かっている量がわかるのでめちゃくちゃ便利です。
あっさり掛けたい場合も、がっつり掛けたい場合も、設定値だけではなくLEDメーターでどの程度掛かっているのかがわかるとサウンドメイクしやすいです。
ジャズ的な用途
大きい出力を抑えてくれて音ムラがなくせるので、キレイめなサウンドにできます。
ガチャガチャしたサウンドになりにくいというか、上品に聴かせられる、というペダル。
「ガシャーン」とカッティングなどコードを鳴らした場合に抑えてくれたり、単音でも音粒を揃えてくれたりとメリットは大きいです。
ジャズではキレイなサウンドが必要になるケースがほとんどだと思うので、あっさりでもいいから掛けて損はしないかなと思います。
(もしCDを作ったりなどでレコーディングをした場合、絶対に編集上でコンプが掛けられますからね…。)
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というわけで、もうただただ最高としか言えません。
すばらしいコンプレッサーです。
コンプを使う方にはおすすめですが、ジャズをプレイする方(でコンプを掛けたい方)には特におすすめしたいペダルです。
演奏の音ムラが気になる方、ギターの出力が大きくて悩んでいる方、サウンドを上品にしたい方。
足元でこっそりこれを掛けてください。
※ギター用とベース用があるので購入の際にはご注意ください。
empress effects Compressor MKII Grey コンパクトエフェクター コンプレッサー エンプレスエフェクト
EmpressEffectsしか達成できない高次元のコンプレッションを可能にしたCompressorがMKIIにアップデート。スタジオ・レコーディングの名機Urei1176コンプレッサーからインスパイアされたサウンドはそのまま、よりコンパクトになり新機能も追加されました。インプット/ゲインリダクションレベルのLEDメーター、独立したアタックとリリースコントール、MIXノブによるパラレルコンプレッション、外部サイドチェインなどスタジオ向けハイエンドコンプレッサーにしか搭載されてこなかったコントロールをペダルサイズに凝縮。MKIIでは更にTiltトーンEQコントロール、そしてコンプ検知回路上に調整可能なサイドチェインハイパスフィルターが搭載されています。従来の色付けやサウンド変化の大きすぎるコンプレッサーペダルと比較して、圧倒的にハイレベルなサウンドメイクをシンプルに実現します。音楽表現や繊細なタッチを完全に制御し、サウンドを見事にコントロールするCompressorMKIIは、間違いなく全てのプレーヤーにとって手放せない一台となるでしょう。



