楽器・機材


2020年買ってよかったもの(あくまでジャズギタリスト視点)

今年(2020年)購入したものの中から、ジャズギタリスト視点で『これは買ってよかった!』なものをご紹介します。



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ELECTRO-HARMONIX / Freeze Sound Retainer

ELECTRO-HARMONIXから出ている飛び道具系(?)ペダル・Freeze Sound Retainerです。
ペダルを踏んだ瞬間に出力されている音を固定する(延々と出し続ける)というキワモノ。
Kurt Rosenwinkelが使っていて有名なやつですね。

ペダルはほとんど使わない派なんですが、なんとなく面白そうだと思って買ってみたら予想以上にいろいろと遊べて楽しめています。
トライアドの練習や模索に良さそうかなと思ったんですが、使ってみた結果としては、まぁそういった意図で使用できなくはないのですが、実験的な用途ならルーパーペダルの方が良いかなといった印象です。

たまに遊んでみたい方にはオススメです。
もちろんライブでの本格的な利用も◎。



electro-harmonix Freeze Sound Retainer

単音やコードに無限のサステインを与えるペダル
複数のプレイヤーが弾いているような効果
3タイプのモードを選択可能



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FENDER Custom Shop ’51 Nocaster Tele Pickups Set

テレキャスを1本持っているのですが、デフォルトのピックアップが『CUSTOM SHOP TWISTED TELE® PICKUPS』という仕様でした。
ややトレブリーでジャズ感が弱く感じたので(テレキャスらしい音で全くイヤではなかったんですが…)、ピックアップを変えてみることに。
いろいろと調べた上で選んだのが『’51 Nocaster Tele Pickups』でした。

交換してみると、中域〜低域のサウンドがふっくらとして、よりジャズ向きなサウンドでGOOD。
出力も高くなり、もともと細めのサウンドだったのが大分改善されて弾きやすくなりました。

『CUSTOM SHOP TWISTED TELE® PICKUPS』もカラッとして悪くないので、たまに戻してみたりしてます。
どちらかというとジャズに向いているのは『’51 Nocaster Tele Pickups』の方かなという印象です。



フェンダー◆Fender Custom Shop '51 Nocaster Pickup SET◆Telecaster/テレキャスター ギター用ピックアップ2点セット

Style Custom Shop Configuration SS Cover Color Neck: Nickel; Bridge: Black Magnet Type Alnico 3 Magnet Wire Enamel-coated
DC Resistance Neck Pickup: 7.1K, Bridge Pickup: 7.3K Inductance Neck: 2.35 Henries, Bridge: 3.7 Henries. Bobbin Material Fiber Lead Wire Cloth-covered
Pole Pieces Flush-mount Tone Vintage Output Moderate (3 out of 5) Other Features Recommended for Blues, Rock, Classic Rock, Country, Pop, and Jazz.



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K712 PRO 開放型 リファレンス スタジオヘッドホン



おもに仕事用途なのですが(動画編集など)、これまで使っていたヘッドフォンがAKGの『K240 Studio モニターヘッドホン』というやつでした。
で、このK240 Studioは値段の割りにつけ心地も良く、サウンドも悪いわけではないのですが(評判も悪くないです)、シビアなサウンドチェックでは厳しい感がありました。ミドルが強めでボワッとしていて音域も狭めなので、きちんとした音質調整が難しいのです。

そこで、AKGのヘッドフォンが好きなこともあり、上位機種のモニターヘッドフォン『K712 PRO』を購入。
さすが、“リファレンス スタジオヘッドホン” と銘打たれているだけあって、音も装着感も別格でした。
とても軽くて耳周りのスポンジが柔らかいので長時間つけていても疲れません。
サウンドもK240とは違って、音がクリアで明確に聴こえます。
私はオーディオマニアではないですが、楽器などの音がきちんと聴こえて『音の解像度が違う』というのがハッキリとわかります。

ドンシャリ傾向と言われていますが、たしかに低音がやや弱めでドンシャリ気味です。
リファレンス用途では低音が強調されて強めのものは使いづらいので、全然OKという印象です。

モニターヘッドフォンといえばSonyのMDR-CD900STが定番ですが、装着感とサウンドがいまいち自分には馴染まず、AKG派となりました。

もっと早く買えば良かった…。


AKG エーケージー (アーカーゲー) / K712 PRO-Y3 モニターヘッドホン

極めて正確で緻密な描写力を備えた高品位オープンエアー型ヘッドホン。
数多くのテクノロジーを採用
■リボン状のワイヤーを使用した「フラットワイヤー・ボイスコイル」を採用し、ボイスコイルの小型・軽量化に成功。優れた過渡特性を実現しており、微細な電気信号にも俊敏に反応。マグネットとボイスコイルのギャップを小さくできるため感度も向上。

■ダイヤフラムには、2種類の素材を組み合わせた「TWO-LAYERダイヤフラム」構造と中心部と外縁部で厚みを変える独自の「バリモーション・テクノロジー」を採用。高域特性を維持しながら、ダンパー特性を改善し、分割振動を抑制。



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Ozone 9 Advanced(iZotope)


いまや超有名なマスタリングソフト、iZotopeのプラグイン『Ozone 9 Advanced』です。
大袈裟ではなく、もはやこれが無いと生きていけなくなってしまいました…。

全体の音圧(ゲイン)調整からイコライジング、ステレオ感の調整までとにかく便利すぎます。
目玉機能であるAiによるマスタリング機能がナイス。
Aiで自動でマスタリングをしてくれるですが、かなりいい感じに仕上がる上に、CD用やウェブのストリーミング用など用途に応じてサウンドを自動で最適化してくれます。
アルゴリズムが変わったのか、Ozone8よりもさらにうまくマスタリングしてくれるようになってますね。

Ozone9を立ち上げ、あるいはDTMソフトでトラックにOzone9を当てて
Aiでマスタリング → 好みに応じて微調整
という流れです。
(慣れてくるとAi を使わずにマニュアルで調整します)

ICレコーダーで録音したデータにも

DTMでの用途はもちろん、ICレコーダーで録音した音源にもバッチリ使えます。
aiffやwave、mp3などのオーディオファイルをOzone9で読み込み、Ozone9上でEQやコンプなどを掛けて(もちろんAiマスタリングも)、書き出すだけです。

ジャズミュージシャンはICレコーダーで録音する方が多いと思いますが、そのままの音源では音量のムラがあったり音質が悪いことが多いので、『Ozone 9 Advanced』を強くオススメします。

ちなみにAdvancedより安い『Standard』や『Elements』などのバリエーションがありますが、最低でもAiが使える『Standard』がオススメです。予算があればフルで機能が使える『Advanced』一択です。
Plugin Boutiqueなどで、たまにセールをやっていて安く買えます。
(ブラックフライデー・サイバーマンデーセールが狙い目)



↑画像をクリックでpluginboutique.comへ(不定期でセールをやっています)


iZotope Tonal Balance Bundle [ Neutron3 Ad/ Nectar3/ Ozone9 Ad/Tonal Balance Control2] アイゾトープ

動作環境OS:
※メーカーサイトにて最新の動作環境をご確認ください。
プラグインフォーマット:
AAX(64 bit),AU,RTAS(32 bit),VST,VST3
SupportedHosts:AbletonLive9 10,Cubase9.5,DigitalPerformer9,FLStudio12,LogicProX,Nuendo8,ProTools10 12,Reaper5,Reason10,StudioOne3 4



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RX8(iZotope)


これまたiZotopeのプラグインRX8です。
用途はノイズ除去。
RX8を使うと録音した音に混じっているノイズをきれいに消せる、というわけです。

ジャズには関係ないと思われそうですが、こちらもOzene9同様、無いとかなり困るソフトになってしまいました。

上記『Ozone 9』のところでも書いたとおり、ジャズミュージシャンはICレコーダーで演奏を録音する方が多い印象ですが、音質が悪いことがほとんどなのでノイズ除去ソフトはオススメです。

そもそもスタジオなどのしっかりとした設備で録音をしても環境音のようなノイズが乗ってしまうことがあるし、ボーカル録音に関しては『マウスノイズ(ブレス音や口内の音)』が(どんな録音環境でも)必ず入ってしまうので、ボーカルが入った音源ではかなり便利に使用できます。

RX8のここがGOOD

・環境音をキレイに消せる
・ボーカルやナレーションのマウスノイズ(ブレス音、唾液の音など)を消せる
・大音量時のオーディオクリップを修正
・オーディオデータのボーカルだけ消したりできる
・ICレコーダーなどで録音した音域の狭いオーディオデータの音域を拡張できる(これがすごい!)※ただしAdvancedのみ


ノイズ除去だけでも優秀なのですが、他にも優れた点がたくさんあります。
『オーディオデータのボーカルだけ消したりできる』は『ボーカル・ベース・ドラム・その他の音量バランスを調整する』という機能なのですが、ボーカルを0(ゼロ)にすると読み込んだ楽曲データをきれいにカラオケ化してしまいます。
一昔前にボーカルだけをカットできるラジカセ(?)みたいなものがありましたが(実際にはちゃんと消えない)、RX8はほぼ完全に消せます。

その他、割とありがちなオーディオのクリップ(信号過大によるクリッピングノイズ)の解消は便利です。

最上位版のAdvancedでは、ICレコーダーなどで録音した音域の狭いオーディオデータを自動解析 → 音域拡張ということもできます。
イメージしやすいところで言うと、電話の音声のような音域の狭いオーディオデータの音域を広げて(低域と高域の拡張)クリーンにするような機能です。すごい。
犯罪や事件の解決とかで使えそう…。

私が使っているのはStandardなのですが、機をみてアップグレードしたいです。

こちらもOzone9同様で、たまにセールをやってるのでセール時が狙い目です。



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iZotope ( アイゾトープ ) / RX 8 Standard

音楽とポストプロダクション両方に適したオーディオリペアツール
RX 8 Standardは、さらにインテリジェントでパワフルな処理が可能になり、特に音楽面の機能が目覚ましい成長を遂げました。ギターの弦に指が擦れるノイズ、ピッキング時のアタック音、アンプノイズのコントロールを実現した新機能「Guitar De-noise」。新しくRXに搭載された「Loudness Control」モジュールでは、ラウドネス基準に準拠しているかの確認も僅かな時間で行えるようになりました。そして旧バージョンで搭載され一世を風靡したソース分離機能「Music Rebalance」にステムのエクスポート機能が追加。膨大なデータを機械学習してより一層賢く成長し、分離のクオリティも飛躍的に向上しました。



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Neoverb(iZotope)


こちらもプラグインです。
今年は映像関連の仕事が多かったので、ちょっと偏ってる感がありますがお付き合いください…。

Neoverbはその名の通りリバーブプラグインで、DTMソフトでオーディオデータに残響音を掛けることができます。

2020年の秋にiZotopeから発売されたばかりのプラグインで、新しいだけあってとにかく使いやすいのがGOODです。

DTMソフトやその他映像編集系のソフト上でリバーブを掛ける際、(一般的なプラグインでは)設定値が数字ベースでわかりづらいことが多いです。
その点Neoverbは三角形のグラフベースでグラフィカルにリバーブの設定ができ、ショート・ミドル・ロングのリバーブを視覚的に確認しながら調整できます。
リバーブを掛けた際の原音とのバランス(マスキング)もAiで自動的に調整してくれたりして、自然でプロっぽいリバーブが掛けられるのです。

わざとらしくない自然にかかる良いリバーブをお探しの方、自宅やスタジオでレコーディングをされる方には超オススメです。



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iZotope ( アイゾトープ ) / Neoverb

iZotopeが手掛けるAIを搭載したリバーブ・プラグイン。
■プラグインソフト、リバーブ

Exponential Audioから継承したリバーブアルゴリズムとA.I.が、ミックスをクリアに保ちつつ、ユニークで最適な空間とアンビエンスを素早くデザインする、インテリジェントなリバーブ・プラグイン。



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STEINBERG / UR44C オーディオインターフェイス(UR22C)



STEINBERG のオーディオインターフェイスUR44C。
楽器などのレコーディング用です。
USB type-Cで接続できるところが◎。

UR22Cを持っていたのですが、仕事で同時に4トラック以上のレコーディングをする機会があったため導入しました。
UR44Cは6トラック同時にインプット〜録音可能です。
(前面4トラック、背面2トラック)

高音質、使い勝手が良い、モニター時の音量が従来よりも大きくなった、といった点がメリットです。

レコーディングをしたい、オーディオインターフェイスで迷っている、という方にオススメです。
同時にたくさんのトラックを録音しない場合はUR22Cで十分です。


スタインバーグ Steinberg USB3.0 オーディオインターフェイス UR44C

最大32bit録音再生可能
USB 3.0(USB Type-C)対応
全機種dspMixFxテクノロジー対応
新開発のカスタムチップ「SSP3」によりDSP処理能力アップ
「SSP3」と最新ドライバーの組み合わせによりレイテンシーを低減、また安定性も向上



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Udo Roesner Amps - Da Capo 75



Udo Roesner氏が制作したアコースティック楽器用アンプ『Da Capo 75』。

ギターマガジンかジャズギターマガジンでこのアンプを取り上げた記事を見かけたのが購入のきっかけでした。

ジャズギター用アンプと言えば『BINGO』が有名ですが、BINGOに似ているなと思ったらUdo Roesner氏はBINGOの制作者だったらしく、納得した次第です。
※日本の代理店のサイトには以下の記述があります。

**********

30年以上に渡りアコースティック楽器用機器の設計に携わり、アンプメーカーAERの創業者としても知られるUdo Roesner(ウド・ロースナー)氏が、新たなブランドを立ち上げ再出発を図ります。

その第一弾モデルとして登場するのは、コンパクトな筐体ながら最高の性能・仕様を誇るコンボアンプ、Da Capo 75(ダカーポ75)です。

**********

ふむ、これは名アンプの予感…。

ということで購入して使ってみた感想は以下の通りです。

Da Capo 75のここがGOOD

・サウンドが良い
・2チャンネル使用(2インプット)
・マイクも接続可
・多数のエフェクト
・サイズが小さい
・純正ショルダーバッグ付属


普段はDV MARKのアンプ(JAZZ 12・Little Jazz)をよく使っているので、このアンプを見たときに『DV MARKに近い使い方ができそうだな』と思いました。
軽くて持ち運びしやすい、大音量、アコースティック系サウンド、といったところからです。

ちなみにFenderのPrinceton ReverbやBlues Jrも使いますが、なんと言っても『重い』ので、気軽に持ち運べてサウンドが良いアンプは重要かつ必須です。

(DV MARKを悪く書くつもりはないのですが)
このアンプを使ってみて、DV MARKのようなサウンドのクセがなくて、エフェクトやチャンネル仕様的に多機能、堅牢な作り(=つまり丈夫)でDV MARKに全然負けていない、という印象。

DV MARKのJAZZ 12を使っていると中域のどこかの帯域がすごく強くチューニングされてように感じるのですが(それがクセっぽく感じるし、どんなギターを使っても似た傾向のジャズサウンドになる)、『Da Capo 75』はそれがありません。
ミドルはやや強調気味に感じますが、割とフラットな印象の出音です。
ゲインコントロールもあるので、やや飽和感のある太いサウンドにもできます。
一般的なアコースティック系のアンプだとドンシャリ気味で「パリパリ」としたサウンドになりやすい気がするので(=ナチュラルすぎる?)、個人的にこのゲインコントロールはかなり気に入りました。

小さい筐体ながら大音量も出せるし、エフェクトもたくさん入っていてキレイに掛かります。

その他、入出力も多く、ロゴ〜アンプ全体のデザインもかなり力が入っていて、こだわって作られているのがよくわかります。

※管理人ブログで購入した記事を書いているので、そちらもご覧ください。


Udo Roesner Amps Da Capo 75 アコースティック楽器用コンボアンプ【国内正規品】

長年のアンプづくりで培われてきたノウハウを投入し、新たに設計しなおされたサウンド
マイク/ライン対応の​2チャンネル仕様(コンボジャック搭載)
3バンドEQ、6種類ものエフェクトを搭載(2種類のリバーブ、3種類のディレイ、コーラス)
2つのチャンネル独立のDIアウト、出力レベルが異なる2つのラインアウト、AUXインプット、ファンタムパワー、ハイパスフィルター、ヘッドフォンアウトなど、豊富な入出力端子を搭載
持ち運びも容易なコンパクトな筐体ながら、充分な出力と耐久性を実現。また付属のバッグに入れて運搬がさらに容易になります。



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(厳密には購入ではないけど)Amazon Kindle Unlimited と Smalls支援

まずはAmazon Kindle Unlimited



なんとなく試してみようと思い立ち『Amazon Kindle Unlimited』に登録してみたら、なかなかの良サービスでした。

・ジャンルを問わず本の数が多い
・自分が毎月よく読んでいる雑誌が全部Unlimited対応で読める
・音楽系の本もかなり多い

といったところが嬉しいところです。

月額980円でKindle Unlimitedに登録されている本は読み放題となります。
もちろん全ての書籍が対応しているわけではありませんが、対応している本はかなり多いです。


ジャズ視点で言うと、たくさんの教則本が読み放題、というところがポイントです。

教則本って
・高いわりに買うだけ買って読まなかったり
・買ってはみたものの自分に合わなかったり
・高いのでポンポン手が出なかったり

しますよね。

登録するまで知らなかったのですが、Kindle Unlimitedに登録されている音楽関連の教則本がとても多いので、かたっぱしから読むことができます。
なので、購入の失敗や、読まずに無駄に本棚に溜まっていく、というのが回避できます。

『あれ?CD付属の教則本って多いけど、その場合は?』
とも思ったのですが、最近は出版社がサイト上にオーディオデータをアップしてくれているので、オーディオファイルをダウンロードして教則本と照らし合わせることができます。
※出版社が対応していない場合もあります


音楽関連の書籍・教則本が充実してます


Amazon Kindle Unlimited

ダウンロードして読み放題で読書を楽しもう。どんな端末でも楽しめて月額980円。今すぐ登録! 読み放題のサブスクは月額980円。まずは30日間の無料体験から始めてみよう!



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Smalls支援



これは『買って良かった』というわけではないのですが、個人的に満足度が高いのでオススメです。

Smalls(Smalls Jazz Club)とはニューヨークの有名なライブハウスですが、コロナ禍にあって経済的な支援を求めています。
そこでSmallsを支援すると(金額は任意)、過去のライブアーカイブがすべて視聴できるようになる、というわけです。

とにかく“過去のライブアーカイブが全開放” が有益すぎる…。
正直多すぎて観きれません。
※ただし音と映像はあまり良くない

ちなみにご存知の方も多いかもしれないですが、Smallsは以前から有料メンバーシップでのライブ視聴サービスをやっていて、月額課金でリアルタイムライブ配信とアーカイブ配信をやっていたのですが、コロナの影響でサービスが一時ストップ。
『SmallsLIVE Foundation』としてリニューアルされました。
2020年12月現在、リアルタイム配信についてはYouTubeで無料で配信されています。
(日本時間だと朝8:00くらいからの配信なので仕事があったりすると観れないかもしれません)




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番外編:2020年以前に買ったけど気に入っているもの

2020年以前に買ったけど、特に気に入って今年も使っているものを紹介します。

『今年(2020年)買ったわけではないけど、お気に入りでいつも使ってるわー』というやつです。

Strymon IRIDIUM

アンプシミュレーターの完成形とも噂される『Strymon IRIDIUM』。
もろギターアンプのサウンドで使い勝手も良く、手放せません。

過去にPODシリーズやその他のアンプシミュレーターをいろいろと使ってきて、『歪み系ばかり充実している』『レイテンシーがある』『たしかにアンプに近いけどおしい』などの問題をいつも感じてきました。
特にサウンド的な問題が大きく(歪み系多すぎ問題)、ジャズで使うにはクリーン系が必須です。

過去のアンプシミュレーターに不満だった自分にとって『Strymon IRIDIUM』は「ついにきた!!!」という感動のペダルでした。
アンプの再現性が非常に高い、レイテンシーなし、小さいサイズ、なによりクリーンが超使える
最高です。

相当すごい代替品が出現しない限り、今後も使い続けるでしょう。


Strymon 「IRIDIUM」 AMP & IR CABエミュレーター

3種のアンプモデリング/9種類の24bit/96kHz 500msステレオIR CAB搭載
高性能JFETディスクリートアナログ入力段を採用/最大22dBのアナログゲイン
ステレオ入出力/Drive、Level、Bass、Middle、Trebleコントロール
SHARC DSP&ARMコプロセッサーを採用/32-bit浮遊小数点プロセッシング/HPアウト装備
IR CABのロード&エディット、MIDIのフルアクセス可能/トゥルー・バイパス/パワーサプライ付属



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PRINCETON REVERB(FENDER / '68 CUSTOM PRINCETON REVERB)

個人的に一番お気に入りのアンプ、PRINCETON REVERB。

・重いので持ち運びがシンドイ
・真空管なので扱いとメンテナンスが大変
というところが弱点ですが、それ以外は最高なアンプです。

個人的な嗜好がかなり入っていると思いますが、ジャズギターのサウンドはクリーンすぎるよりも、やや飽和感(ドライブ)があったほうが好みでして。
ウェスやケニーバレル、グラントグリーン、ジムホールなどジャズギターの巨人達のサウンドを聴いてみても、やはりクリーンではあるもののクリーンすぎずやや飽和感が感じられます。

いわゆるアコースティック系のアンプだとクリーンすぎてしまうので(まったく歪まない)、やや淡白に感じることがあるわけです。
※とは言えDV MARKなど、使いやすいのでよく使うのですが…

PRINCETON REVERBの強みは『絶妙な飽和感のあるクリーンサウンド』。
飽和感をビールの泡に例えると伝わりやすい(かもしれない)のですが、
・Blues Jrは荒い泡
・PRINCETON REVERBはキメの細かいクリーミーな泡
という感じです。

とにかく気持ちの良い絶品のクリーントーンが味わえます。

ちなみにセッションなどにおいて、ドラムや複数の管楽器など、大きめの音量を出す必要がある場合はやや厳しいので(ボリュームを半分以上上げると歪んでしまう)、デラックスリバーブなどの上位機種にするか、ブースターペダルを使うことで対応できます。
私は『EP Booster』というペダルを使用して歪ませずに音量アップしています。


Fender フェンダー ギターアンプ 68 CUSTOM PRINCETON REVERB 100V JP

12ワット。10インチCelestion Ten 30スピーカー。60年代後半Fender「シルバーフェイス」のルックス。改良型Princetonリバーブ・オールチューブ・サーキット。
手巻きチューブ・ソケット。カスタムメイドSchumacherトランスフォーマー。Fenderチューブ型スプリング・リバーブとトレモロ。



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MG10XU アナログミキサー

自宅や仕事でミキサーがあると捗ります。
パソコンからの音やその他楽器からの音をミックス〜モニタリングしたり。

以前はちょっと安めの小さいものを使っていたんですが、結局、入出力が足りなかったりと不便でこちらに買い換えました。

MG10XUはインプットもアウトプットも充実していて、サウンド良いので気に入ってます。
USB端子が付いていてオーディオインターフェイスとしても使えるので便利。


YAMAHA ( ヤマハ ) / MG10XU アナログミキサー

SPXによる高品位なデジタルエフェクト24種類、24bit/192kHz 2in/2out USBインターフェース機能を搭載した高機能モデル。
■タイプ:アナログミキサー
■モノラルチャンネル数:4
■ステレオチャンネル数:3(9/10chはUSBと共用)
■EQ:3band(モノch)、2band(ステレオch)
■AUX:1(内蔵FX兼用)
■グループ(バス):-
■デジタルエフェクト:1系統
■寸法 (W×H×D):244(W)×71(H)×294(D)mm
■重量:2.1kg
■詳細:



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DV MARK / JAZZ 12

大人気のジャズギターアンプ・DV MARK JAZZ 12。
PRINCETON REVERBが一番のお気に入りではあるものの、利便性ではこちらに負けます。
軽くて持ち運びしやすいのは大きなメリットです。

サウンドにクセがある(ように感じる)ものの、どんなギターでもジャズサウンドにしてしまうのがDV MARKマジック。

『とりあえずジャズ用のギターアンプ欲しいんだけど…』
と相談されたらこれ or Little Jazz を勧めます。

なんだかんだで便利でサウンドも素敵なDV MARK JAZZ 12。
まだまだこれからも使い続けるでしょう。


DV MARK コンボアンプ JAZZ 12 DVM-J12

Power:60W (4Ω)/45W (8Ω) PowerAMP:Analog
Preamp:Solid State
Controls:Master/3-Band EQ(Bass / Mid / High)/Reverb
Speaker:1×12" DV Mark Custom (8Ω)
その他:AUX IN/Headphone Out/XLR Line Out/Speaker ON/OFF/Output for External cab (minimum load 8Ω)


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