ふたたび PICK DAY / Gravity製アクリルピック
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Gravity製アクリルピック
たかがピック。
されどピック。
最近は渋谷ウォーキンのオリジナルピック(Westville Triangle S Celluloid Pick / Tortoise Brown)をお気に入りで使っていました。
(→記事はこちら)
が、よりよいピックの追求が止まらず(?)、以前から気になっていて高級なピックを買ってみました。
Gravity のアクリルピックです。
なんと1枚1000円くらい(実売価格は800〜900円程度)となかなかに手が出しづらい価格。
しかし楽器屋で見かけたりすると、アクリル素材で光っている様子がなんとも美しく目を引かれます。
![](https://nikujagi.com/media/001/202502/mode3_w1500-DSC00115.jpg)
Gravity Guitar Picks
グラビティギターピックは、ハンドメイドでピックを製作するアメリカのブランド。アクリル素材を職人の手によりひとつひとつ丁寧に加工され作られるピックは、美しく磨き上げられ、手に馴染む使い心地と、スムースな演奏性、すばらしいトーンを生み出します。
アクリルを使用し独特のエッジデザインを採用する事で、速くラウドなプレイにも対応。一般的なピックに比べ耐久性も高く、同じトーン、同じ演奏性で長期間使用できるのも特徴です。
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各シェイプとサイズ比較
![](https://nikujagi.com/media/001/202502/mode3_w1500-gravity_size.jpg)
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サイズとシェイプがありすぎてわけわからん問題
↑上の『各シェイプとサイズ比較』にあるとおり、種類がめっちゃあります。
100種類くらいあるのではなかろうか、という多さ。
一発で自分にあったピックに出会うのは困難です。高価なのに。
Strikerというスタンダードな三角シェイプひとつとっても、
・Striker Standard(大きめ)
・Striker Big mini(中くらい)
・Striker mini(小さめ)
と3種類あり、さらに
・Striker Standard(大きめ)- 厚さ3mm
・Striker Standard(大きめ)- 厚さ2mm
・Striker Standard(大きめ)- 厚さ1.5mm
・Striker Big mini(中くらい)- 厚さ3mm
・Striker Big mini(中くらい)- 厚さ2mm
・Striker Big mini(中くらい)- 厚さ1.5mm
・Striker mini(小さめ)- 厚さ3mm
・Striker mini(小さめ)- 厚さ2mm
・Striker mini(小さめ)- 厚さ1.5mm
とそれぞれに3mm、2mm、1.5mmと厚みごとのラインナップがあります。
豊富、というかエグいです。さすがに選びづらいです。
さらに。
ただでさえ高価なアクリル素材だけでなく、『ゴールド』というスーパーな素材を使った1枚3,500円くらいのシリーズもあります。
もはや貴族専用ピック、Gravity。
はまったらピック破産もありえますよコレ。
唯一無二の輝き
![](https://nikujagi.com/media/001/202502/mode3_w1500-DSC00133.jpg)
ふたつ並べてみました。
Axis Miniと Striker Mini、どちらも1.5mmの厚みです。
高価ですが、高価なりのまばゆい美しさを放っており、他のピックとは比べものになりません。
なんか美味しそう。
使い心地やサウンド
アクリル素材が効いているのか、手に吸い付く感じで非常にいいです。
他にはない触り心地…。
例えようにもなかなか例えづらい感覚ですが、ツルツルを超えたヌルッヌルのアクリル独特の握り心地があります。
滑りにくくて、厚みもあるのでかなり太めの音がでます。
ジャズにはかなり向いてる気がしますね。
自分にとっては2mmは厚すぎで、1.5mmでもやや余分に厚みがある印象。
2mmでも厚くて使いにくいので 3mmは試していません。
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手にピタッとくっつく感じと厚み(けっこう厚い)で、はじめは慣れない感覚がありましたが、しばらく使っていると他のピックがサラサラしていて使いにくくなりました。
サウンドとしてはシェイプどおり、Axis の方が丸みがあって太いサウンドがでます。
とはいえ、それなりに厚みがあるのでややとがったStrikerでもかなり太い音がでます。
やばい…。
これはかなり気に入ってしまった。
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意外な利点:無くしづらい
使っていて、意外なメリットに気づきました。
無くしづらい(見つけやすい)、です。
発光しているわけではないですが、透明で光ってみえるので、床に落としたりしてもすぐに見つけることができます。
これはナイス👍
高価なのでありがたい仕様です。
ちなみに2mmのものは青、3mmのものはオレンジで、1.5mmの蛍光イエローが一番視認性が高いと思われます。
![](https://nikujagi.com/media/001/202502/mode3_w1500-DSC00135.jpg)
Westville Triangle S Celluloid Pick と3枚並べてみた。
Westville のはかなり小さいのですが、Gravity は Mini なので同じくらいですね。
Big MiniとStandardはもっと大きめのシェイプです。
Westville はセルロイドでツルツル、サラサラめ。
Gravity は『ピタッ』とするツルツルです。
どちらかが劣るわけでもなく、気分で使い分けしてます。
Gravity が無くしづらい点だけは大きなメリットです。
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まとめ
実際に試してみて、Gravityのピックは以下のような特徴があります。
・種類が豊富(自分好みを追求できる反面、多すぎて選びづらい)
・3mmはオレンジ、2mmはブルー、1.5mmはイエローと『厚み』ごとのラインナップ区別はしやすい
・職人の手作りだけあって品質は良い(※ただし微調整は必要かも / 別の記事で書きます
・アクリル素材ですべりにくい
・厚みがあって太いサウンドが出る
・派手で目につくので無くしづらい
・価格が高すぎ
なかなか高額で手が出しにくいですが、興味がありましたらおためしください。
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