13歳のジョー・パス
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YouTubeより。
13歳の頃のジョーパスの演奏音源だそうです。
よく残ってましたね…。
聴いてみての第一印象は『上手い!』。
13歳とは思えない演奏に驚かされました。
よく聴いてみるとジョーパスらしいビバップ感バリバリの演奏ではなく、かなりチャーリークリスチャンの影響を感じられます。
それもそのはず、概要欄を見ると1942年収録とのことでチャーリー・パーカーもまだ出てきたばかりのころです。
(ハニー&ボディと呼ばれる最古の音源が1940年、割と有名な「Cherokee」が演奏されたのが1942年)
先にパーカーらの演奏や音源がたくさんあって、そこからたくさんコピーなどをして──
というようなイメージでしたが、ビバップの波が押し寄せるのと同時にジョーパスも自身の音楽性を確立していったようですね。
パーカーらのレコードはたくさん聴いたと思われますが、
・すでにチャーリークリスチャンに近い『プレ・ビバップ』的な下地があった
・ジョーパスの演奏技法確立と同時にジャズ自体が進行した(すでに完全に確立されたビバップがあったわけではない)
と、いわば現代的なCDやYouTubeなどの音源を耳コピー / 分析とはまったく違うアプローチだったことが伺えます。
となると、ジムホールやジムホールなど他の同時期のギタリストもおそらく一緒で、ジャズの進化と合わせてスタイルを確立していったことをあらためて実感します。
【参考・各ギタリストの誕生日】
ジョーパス:1929年1月13日
ジムホール:1930年12月4日
ケニーバレル:1931年7月31日
ウェスモンゴメリー:1923年3月6日
バーニーケッセル:1923年10月17日
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というわけで、ジョーパス若干13歳の音源のご紹介でした。