ライブレポ / KURT ROSENWINKEL & PETER BERNSTEIN QUARTET 2025.6.11 - 6.12
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KURT ROSENWINKEL & PETER BERNSTEIN QUARTET
カート・ローゼンウィンケル & ピーター・バーンスタイン・カルテット
2025 6.11 wed., 6.12 thu.
[1st.show] open 5:00pm / start 6:00pm
[2nd.show] open 7:45pm / start 8:30pm
MEMBER
Kurt Rosenwinkel (g)
Peter Bernstein (g)
Alex Claffy (b)
Joe Farnsworth (ds)
https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/kurt-rosenwinkel/
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去る2025/6/11 - 6/12にPeter Bernsteinのライブがあったので観に行ってきました。
たしか7年くらい前に名古屋のブルーノートでPeter Bernsteinを観たのですが、それ以降には日本での公演はなく、ずっと来日公演があるを待っていたところでした。
ひさびさのPeter Bernsteinの来日公演。
しかも今回はKurt Rosenwinkelも来るとのこと。まさに“ジャズギター二大巨頭の共演”です。
これは観ないわけにはいきません。
6/11に2公演。
6/12にも2公演。
※どちらも1st 6:00pmスタート / 2nd 8:30pmスタート
合計で全4公演、すべて観てきました🔥🔥🔥
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2025/6/11
富山から東京へ。
ひさしぶりの東京です。
コットンクラブ。
東京についてさっそく会場の下見に来てみたら公演のディスプレイが。
テンションが上がりまくります。
会場オープン。
数年前にJulian Lageを観に来て以来、2度目のコットンクラブ。
Peter Bernsteinのアンプ、フェンダーのツインリバーブです。
ギターからシールドでアンプにダイレクト接続のいわゆる『アンプ直』です。
セッティングを参考にしようと思いましたが、ピーターはけっこう演奏中にサウンドをいじっていました。
なので演奏中には微妙に設定が変わっています。
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2025/6/11 / 1日目の公演
演奏がはじまる前から期待が高まっていたのですが、1st公演の1曲目がはじまり、ピーターのソロの第一音が出た瞬間から感動してしまいました。
CDなどで浴びるように聴きまくったピーターのサウンドが、まさに目の前から聴こえた感動…。
「きたーーーー!!」という感じでしたね。
どの曲も聴き馴染んだいつものピーターらしい演奏で、ただただ素晴らしいの一言。
カートも素晴らしかったです。
ピーターと対比するかのごとく、カートはペダルをたくさん使用したセッティングでした。
パソコンが立ち上げてあって、音源かエフェクトを組み込んであり(詳細は不明・下に写真あり)、『ここまできたか…』というセッティングだったのが印象的です。
1stではカートが譜面(ピーター作のバラード『Empty Street』)を落とすハプニングが。
※2枚でセットになっている譜面の1枚が落ちた。
カートのバラード『Whispers of Love』と2曲続けての演奏でしたが、『Whispers of Love』の演奏中にハラリと譜面が落ち、こちらは「どうするんだろう?」と気になっていました。
が、カートは気にする様子なし。
「さすが、まったく動じないなぁ」と思っていたのですが、なんと落ちたことに気づいてないだけでした。
演奏に集中しすぎて気づいていなかっただけ。
これはこれで「さすが」と思いましたね。
最終的にはスタッフの方が拾って、事なきを得ていました。
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1st、2ndともに最高の演奏でした。
名古屋から来たピーターフリークの成瀬さん、岡山のピーターフリーク岩田さん(SNSでは知っていたけど初対面)とも会えて、『ピーターマニアの集い』的な雰囲気もあり、とても楽しいライブでした。
終演後には受付カウンターの横でサイン会が。
予想してなかった展開に大興奮し、ただただミーハーなファン状態になってはしゃいでしまいました。
6/11(1日目)セットリスト
6/11 1st
Simone / Frank Foster
I'll Be Seeing You / Sammy Fain
Punjab / Joe Henderson
Whispers of Love / Kurt Rosenwinkel
Empty Street / Peter Bernstein
Inner Urge / Joe Henderson
6/11 2nd
Blues On The Corner / McCoy Tyner
26-2 / John Coltrane
Ask Me Now / Thelonious Monk
Whispers of Love / Kurt Rosenwinkel
Empty Street / Peter Bernstein
Straight Street / John Coltrane
アンコール)Sandu / Clifford Brown
※2ndのみアンコールあり。しかし演奏時間は1stとほぼ変わらず。
日本各地から集まったピーター好き。成瀬さん(中央)、岩田さん(右)と。
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2025/6/12(2日目)
2日目。
演奏は1日目同様にすばらしかったです。
2日目の1stはピーターの真ん前で聴きました👀
アンプダイレクトのサウンドに、ギターの生音もかなり聴こえたのがたまりませんでしたね…。
全公演を通して、ピーターのサウンドの素晴らしさが際立っていた気がします。
ギターにアンプ直で出しているだけなのに、透明感と深みがあって伸びやかなサウンド。そして絶妙なリバーブの気持ちよさ。
アンプ直サウンドが素晴らしくて、その上で観客を圧倒する素晴らしい演奏。
文句なし、最高でした。
全4公演で一番熱量が低めだったのが2日目の1stだった印象です。
これは客席からの掛け声やリアクションが薄かったからじゃないかと思われます。
「あれ?掛け声が少ないなー」とは思っていたんですが、演奏もボルテージが上がらなかったようで、結局2日目の1stは早めに終わり。アンコールがかかってもう一曲で終了でした。
アンコールでは「Inner Urge」の熱い演奏があり、盛り上がっていました。
やっぱ掛け声とかリアクションは大事ですね。
全4公演で一番熱量が高かったのが2日目2nd。(1日目の1stもかなり盛り上がってた)
これは4公演のラストなのと、リアクションのいいお客さんが多かったからだと思いました。
ソロが終わるごとにワーッと盛り上がるので、演奏がグイグイ乗っていた感があります。
やっぱり掛け声とかリアクションは大事なんだなぁ。
2日目2ndのアンコールではカートがギターを持ち替えて登場。
「Westville Guitars」ワインレッドのギターでした。
カートモデルのように見えたけど、新しいモデルかもしれません。
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終演後、片付けをして会場を歩いていたピーターに握手をしてもらって満足して終了。
2日目の終演後にもサイン会が開催されていましたが、この日はちらっと覗いて帰りました。
無事に4ステージ、全公演制覇となりました。
👏👏👏👏👏
6/12(2日目)セットリスト
6/12 1st
Simone / Frank Foster
Reflections / Thelonious Monk
Straight Street / John Coltrane
Whispers of Love / Kurt Rosenwinkel
Empty Street / Peter Bernstein
アンコール)Inner Urge / Joe Henderson
6/12 2nd
Blues On The Corner / McCoy Tyner
Along Came Betty / Benny Golson
Peace / Horace Silver
A Shifting Design / Kurt Rosenwinkel
アンコール)Sandu / Clifford Brown
※1st、2ndともにアンコールあり。
アンコールなし(1日目1st)も含めて全4公演、いずれも演奏時間はほぼ同じ。
会場(コットンクラブ)近くのホテルがとれたので割と気楽な東京ライフでした。
空き時間にちょっとだけ足をのばして楽器屋巡りをしてみたり、ひさびさの東京は楽しかったです。
また来日公演があったら観にいきたいですね。
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Better Angels / Peter Bernstein
2024 release. Bernstein convenes an all-star quartet for his stunning release, BETTER ANGELS, featuring pianist Brad Mehldau, bassist Vicente Archer, and legendary drummer Al Foster. It would be accurate to say that the quartet that Peter Bernstein has assembled for his remarkable new album is making it's debut, but it would also be more than a little misleading. While it's true that this all-star group - which teams the acclaimed guitarist with pianist Brad Mehldau, bassist Vicente Archer, and legendary drummer Al Foster - had never played together prior to recording BETTER ANGELS, it's members all share deep and long-standing relationships. The result is the best of both worlds: striking interplay that can't help but thrive on the chemistry generated by the various connections, combined with the high-wire energy derived from delving into the unknown. BETTER ANGELS extends that combination of the comfortable and the unfamiliar to Bernstein's choice of repertoire, which pairs thoughtfully selected standards with bold new original ompositions.
ザ・ブラームス・プロジェクト / カート・ローゼンウィンケル&ジャン・ポール・ブロードベック
【TRACKLIST】
01. Hungarian Dance No.1
02. Intermezzo, Op. 117, No.2
03. Intermezzo, Op. 118, No.2
04. Rhapsody, Op. 79, No.1
05. Wiegenlied
06. Intermezzo, Op. 116, No.6
07. Symphony No.3 – III. Poco allegretto
08. Hungarian Dance No.5
09. Ballade, Op. 10, No.4
10. Symphony No.4 – III. Allegro giocoso
11. Intermezzo, Op. 118, No. 2 (Radio Version) - Bonus Track



