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Kenny Poole

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Kenny Pooleというジャズギタリスト

Kenny Pooleというジャズギタリストをご存知でしょうか?

ジャズギタリストで「Kenny」と言えば、ほとんどの人が ケニー・バレル(Kenny Burrell)を思い浮かべるはず。

実はケニー違いでケニー・プール(Kenny Poole)という方もいます。



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概要(ウィキペディアより)

ケニー・プール(1947年 - 2006年5月27日)はアメリカのジャズ・ギタリストで、シンシナティの音楽シーンで著名なミュージシャンであった。Allaboutjazz.comは彼を「ギタリストのギタリスト」と呼び、彼の「ソウルフルで洗練されたフィンガースタイルのアレンジ」に注目している。彼は特にボサノヴァとコード・メロディのソロ・プレイを得意としていた。

バイオグラフィー
チェット・アトキンスのアルバム『Finger Style Guitar』を聴き、14歳でギターを始める。
1966年にプロのミュージシャンとなる。ジャック・マクダフ、タル・ファーロウ、ジョー・パス、ハワード・オールデン、ジャック・ウィルキンス、グルーヴ・ホームズ、マーク・マーフィー、バーニー・ケッセル、ハーブ・エリス、ジミー・レイニー、マンデル・ロウ、カル・コリンズ、ハワード・オールデン、ジミー・ブルーノらと共演。
1980年代にはシンシナティのギタリスト、カル・コリンズとギター・デュオを組んで定期的に演奏していた。

2006年、ガンで死去。
書籍『Ohio Jazz: A History of Jazz in the Buckeye State(オハイオ・ジャズ:バッカイ州におけるジャズの歴史)』では「シンシナティの伝説」と紹介されている。

2007年5月27日、プールを追悼して、シンシナティのラジオ局WVXUが彼の一周忌にスティーヴ・シュミットやアンディ・ブラウンなどの友人や仲間のミュージシャンをフィーチャーした2時間のスペシャル番組を放送した。
2012年には、シンシナティのヘリテージ・レストランでの彼のソロ・パフォーマンスを収録したライヴ・アルバムが『Heritage』というタイトルでリリースされた。

ディスコグラフィ
East Meets Midwest with Gene Bertoncini (J Curve, 1998)
For George: Tribute to a Master (J Curve, 1999)
Heritage (Stork Music, 2012)


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実は10年ちかく前まで自分も知らなかったギタリストで既にお亡くなりになっているのですが、残された音源を聴くと素晴らしいギタリストだったことがわかります。

私がケニー・プールを知るきっかけになったのが↓下の動画。
なんと1987年にジョー・パスと共演しているライブ音源で、個人的にはとても好きな演奏で何度も聴きました。
まずはぜひ聴いてみてください。

Just Friends...Joe Pass and Kenny Poole with Steve Schmidt Trio, 1987.




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間違って認識していた…

↑の動画はジャズスタンダード Just Friends が演奏されています。

テーマのあと、はじめにジョー・パスがアドリブソロを弾き、そのあとにピアノ、さらにそのあとにケニー・プールと続いています。


ジョー・パスが好きで音源を探していた自分は、この動画を見つけ、
「へぇー! いいライブじゃん!」
などと思いつつ、ケニー・プールのソロをジョー・パスの演奏と誤解していました。
アホです…。

どう聴いても、演奏のフレージングやフィーリングから最初にアドリブしているのがジョー・パスとわかるのですがずっと勘違いして聴いてました。

で、
「ジョー・パスってこんなフレージングもするんか!! かっこええ!!!!」
と、Just Friendsの演奏模範として参考音源にしていたのです。

何度か聴いていたときに、ふと、自分が注目していた演奏がケニー・プールのものだったと気づきました。

(ジョー・パスは大好きなので、けなすつもりはないのですが)
ジョー・パスはいつものちょっと跳ねたリズム感で、テケテケ?としたフレージングで弾いています。
対比してケニー・プールの演奏はオーソドックスながらもスムーズなリズム感と歌い心のあるフレージングで、モダンな印象もあります。



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亡くなった方やまだ存命の方を含めて、自分の知らなかったギタリストはたくさんいるのですが、もっと早く知っておきたかったギタリストのひとりです。

ウェブで調べると、インタビュー記事なども含めていろんな情報が散見できます。
かなりの実力派でマイナーながらも活躍されたようですね。

インタビュー記事
http://timberens.com/interviews/poole.htm


記事のはじめの方で引用したディスコグラフィにもあるとおり、ケニー・プールはいくつか音源を残していて、ウェブ上で見つけることができます。

・East Meets Midwest with Gene Bertoncini (J Curve, 1998)
・For George: Tribute to a Master (J Curve, 1999)
・Heritage (Stork Music, 2012)

ギタートリオなど普通のコンボでの音源がないのが個人的にはやや残念なところですが、どれも聴きごたえのある音源です。
ぜひ聴いてみてください。


For George: Tribute to a Master

1 Just You, Just Me
2 Come Rain Or Come Shine
3 You Make Me Feel So Young
4 Gone With The Wind
5 Gee Baby Ain't I Good To You
6 East Of The Sun
7 Change Partners
8 Ah! Se Eu Pudesse
9 You Go To My Head
10 Lullaby Of Birdland
11 When Lights Are Low
12 Stars Fell On Alabama
13 Indian Summer
14 I'll Remember April
15 Pidgeon-Toed Joed


East Meets Midwest / Kenny Poole Gene Bertoncini

1 Tangerine
2 Do Nothin' Till You Hear From Me
3 All The Things You Are
4 The Shodow Of Your Smile
5 Cherokee
6 Estate
7 How About You
8 Sophisticated Lady
9 Snowfall
10 Willow Weep For Me
11 Woman From Bahia
12 A Sleeping Bee


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