チャーリー・パーカーづくしのライブ、そしてパーカー本『バードは生きている』
管理人ブログ
先日(2022年3月12日)、溜まりBAR夕焼け(石川県白山市)にてライブでした。
メンバーは
熊本泰浩(as)
岡本勝之(b)
川邉マナブ(g)
というトリオ。
熊本さんから「3/12はパーカーの命日だからパーカーの曲ばかり演奏するライブはどうでしょう?」というお誘いを受け、パーカーにゆかりのある曲だけを演るという『パーカーづくし』なライブ。
演奏したのは1942年録音版っぽい Cherokee や The Gypsy、Dewey Square、Quasimodoなどなど。
チャーリーパーカーが大・大・大好きである自分としてはこれ以上ない至福の時でありました。
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バードは生きている
で、熊本さんから「これ貸してあげるよ」と渡されたのがパーカーの伝記本である『バードは生きている』。
絶版のため現在は発売されていないレア本です。
軽く目を通したら、冒頭からディーンベネデッティが登場して隠し録りのセッティングをしていたりするマニア垂涎の内容。
続いてライブの描写が出てくるのだが、ステージにはまだパーカーがおらず、バー?で演奏前の腹ごしらえをしているパーカーの描写。
それもかなりの大食らいで、まるで少年漫画の主人公みたいなパーカー。
いやー、『ヒーローは遅れて現れる』という粋な演出から始まる伝記、ヤバいです。
なかなかに濃い内容なのでサクサクとは読み進めづらい本ですが、その分じっくり楽しめそう。
というわけで、まさに『パーカーづくし』で偲んだパーカーの命日でした。
バードは生きている―チャーリー・パーカーの栄光と苦難
バードの生涯こそはジャズマンなるものの体現だった。彼が生きた時代精神を背景に「伝説」の霧の中から、巨人の全体像を見事に浮かび上がらせた出色の伝記。
チャーリー・パーカー―モダン・ジャズを創った男
モダン・ジャズ最大の巨人、チャーリー・パーカー。波乱の生涯と圧倒的な音楽、その根幹に迫る最新評伝!パーカー自身のインタビュー、近しい人々やミュージシャンの証言により、その短くも濃密な生涯を鮮烈に描写。さらに、詳細な分析によって、その革新的な音楽の秘密を探る。日本版独自の詳細ディスコグラフィー掲載。