チャーリー・パーカー本『バードは生きている』ロス・ラッセル著
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バードは生きている
チャーリー・パーカーの伝記本と言えばロス・ラッセル著『バードは生きている』が有名ですね。
絶版のため現在は発売されていないレア本になっています。
冒頭からディーンベネデッティが登場して隠し録りのセッティングをしていたりするマニア垂涎の内容。
続いてライブの描写が出てくるも、ステージにはまだパーカーがおらず、バー?で演奏前の腹ごしらえをしているパーカーの描写。
それもかなりの大食らいで、まるで少年漫画の主人公みたいなパーカー。
『ヒーローは遅れて現れる』という粋な演出から始まる伝記、ヤバいです。
なかなかに濃い内容なのでサクサクとは読み進めづらい本ですが、その分じっくり楽しめます。
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この本について調べてみたら、のちにいくつか発売されるパーカー本の大元(おおもと)になった本のようです。
パーカーに関する言い伝えやエピソードはこの本をベースにしていることが多いとのこと。
パーカー本の先駆者たる存在なわけですね。
もし手に取る機会があればぜひ読んでみてください。
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