テレキャスのハムバッカーにエスカッションを取り付けてみた
楽器・機材
テレキャスにハムバッカー、そして…
以前、テレキャスのフロント・シングルPUのサウンドがどうしても気に入らず、ハムバッカーに交換しました。
※詳しくは過去の記事をご覧ください
搭載したのは「Bare Knuckle Pickups」の「The Mule」。
個人的に大好きなピックアップで、所有しているGibson L-5とレスポールにも取り付けています。
ハムバッカーに交換したテレキャスのサウンドは最高で、フルアコの出番がめっきり減ってしまいました。
気になるところがひとつだけ
ピックアップを交換した状態でかなり満足していたのですが、ひとつだけモヤモヤしていた点が。
それは「エスカッション」です。
ピックアップの周りにとりつけるパーツで、詳しく知らないのですが、役割は「ピックアップをしっかり固定するため」のものだと思われます。
テレキャスでジャズ、といえば私はエド・ビッカート(Ed Bickert)をパッと思い浮かべるのですが、エドのテレキャスにはしっかりとエスカッションがついていたりします。
エスカッションはハムバッカーのまわりについている黒いパーツです。
調べると、エド・ビッカートもピックアップをハムバッカーに交換していたようですね。
エドのテレキャスはやっぱりかっこいい。
現状には満足しているけど、やっぱり「エスカッション」を取り付けてみたいなという思いが…。
というわけで、思い切ってエスカッションを取り付けることにしました。
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エスカッションを買う
Amazonにてエスカッションを購入しました。
フロント用の高さの低いタイプ。
レスポールなどのボディーにRがついたギター用にアーチ状になっているものもありましたが、テレキャスはフラットなボディーなのでフラットタイプです。
さっそく取り付けます。
ネジがない
「よーし、取り付けるぞ!」
と張り切ったところで気づきました。
ネジがない!!
なーんとなく、エスカッションを買えばすぐに取り付けられると思ってました。
ネジがついてないのは盲点…。
すぐにエスカッション用のネジのみを追加で注文しました。
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後日、ネジが届いたので作業へ
ネジが届きました。
取り付け開始。
ピックガードにネジ穴がないので、
1)位置を合わせて穴あけ
2)ネジの取り付け
という流れで作業しました。
取り付け作業自体はそれほど難しくはありません。
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作業完了
エスカッションの取り付け完了。
作業時間は1時間程度でした。
「無骨」というか渋い印象で、かなり好みの雰囲気になりました。
エスカッションの用途はピックアップの固定ですが、ピックアップはもともときちんと固定されていたので今回は完全にビジュアル目的の取り付けです。
これは大成功であります。
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ダメでした
さっそく弾いてみたら、ダメでした。
「あれ、なんかビビるぞ!?」
調べてみると、エスカッションが高くてハイポジションで演奏するとエスカッションに弦が当たっていました。
ええーーー!?
フロントピックアップ用の低いものを買ったのに…。
これ以上高さの低いエスカッションはないし、さてどうする!?
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追加作業・エスカッションを削る
仕方ないのでエスカッションを削ることに。
家にあった紙やすりを使って、地道にエスカッションの底面を削りました。
フラットさを保つために慎重に紙やすりにゴシゴシ。
手が真っ黒になりつつ、1時間程度で追加作業完了。
購入時の半分くらいの高さに調整しました。
その後、あらためてエスカッションを取り付け。
思っていたよりもかなり大変な作業になっちゃいました。
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完成
作業完了。完成です。
かっこいい……。
個人的には文句なしのビジュアルになりました。
ハイポジションでもビビらなくなり、演奏面もばっちりです。
【余談】作業で気になった点
作業をしていて気になったのが「ネジがやわらかい」こと。
ネジを購入する際に「ネジがつぶれやすい」的な評価があったんですが、たしかに割と簡単にバカになりました。
8本入りのネジで4本使用、4本は予備。
という状況で、1本は高さの調整中に潰れちゃいました。
他のネジもやや心配ではありますが、まぁ、残り3本あるので大丈夫でしょう。
というわけで、以上テレキャスのハムバッカーにエスカッションを取り付けてみた話でした。