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究極のケーブルづくり

ケーブルは自作派』の肉じゃぎ管理人です。

当サイトにはケーブルについて書いた記事は少ないのですが、今までいろんなケーブルを自作し、使い勝手や音質の追求をしてきました。

そして、ついに理想のケーブルが完成しました。
ジャズ用のオリジナルケーブル(通称:究極のケーブル)です。


自分で作った方が安上がりだったのでコスパ重視の『ケーブル自作派』だったのですが、ギターの音質で悩んだことがあり、コスパだけでなく音質も考えるようになりました。

数年前、いつも弾いているギターの音がこもっている(抜けが悪い?)感じがして原因を探ったことがあります。
どうしてもギターの音がカラッとしないのでギターのピックアップやアンプの設定などいろいろと追求した結果、なんと原因はケーブルだと判明して愕然としました。
ケーブルはあまり音に関係ないと思っていたからです。

その時は割と評判の良いケーブル(切り売りのもの)とプラグを使った自作ケーブルでしたが、違う組み合わせにしたらガラッと音が変わって驚いた記憶があります。


いろいろと試行錯誤

いろいろと試行錯誤。


以前、東京に住んでいたときには秋葉原のラジオセンターでいろんな切り売りケーブルを買って試行錯誤してました。



・・・・・



ケーブルの課題(問題)


市販品や自作のものなど様々なケーブルを使っていて、私がケーブルの課題(問題)だと感じたのは以下の点です。

  1. 原音が劣化して音が悪い
  2. すぐに壊れる(特にプラグ部分の断線)
  3. コスパが悪い

ケーブルだとか音質の話題となるとマニアな香りが漂ってきますが、私はオーディオマニア的な発想は苦手、というか信じていません。
「電源は◯◯◯がいい」とか「◯◯◯(なんらかのパーツなど)は音に元気がでる」といったやつです。


自分の目的としては
・ギターの音を劣化させない!
・せっかくいいギターを使うんだったら、いい音を鳴らしたい!
・丈夫で長持ち!
・コスパもいい!

といった感じで、純粋かつリアル志向のケーブル追求です。

課題その1:原音が劣化して音が悪い

ギターから出力される原音(信号)は非常に弱くて簡単に劣化します。
※今はその点の解決法として良質なバッファー内蔵ペダルとかいろいろありますね。

ひとつめの目標としては『ギターの音を最大限に活かす』という点を目指しました。

ちなみに劣化した音はフィルターをかけたような音になり、ハイ(高域)とベース(低域)が弱くなります。
ハイ落ち、ベース落ち、です。
簡単に言えばギターについているトーンをしぼったような音です。
ケーブルを変えて「中域が出て良い音!」だと思ったら原音劣化してるだけ、だったりします。

ジャズではアコースティックなサウンドが重要です。
が、原音の信号がロストすると高域が出なくなり、フルアコなどのアコースティック感・エアー感がかなり減退してしまいます。

さらに、ジャズを演奏するミュージシャンはビンテージだったりオーダーメイドのギターだったり、けっこう良い(高級)楽器を使う方が多いですね。
良いギターを使っても、ギターの音を活かし切れないのは本当にもったいないと思いました。




2・3:丈夫ですぐに壊れないこと、コスパがいいこと


自作、市販品どちらでも断線がよくありますね。
特にプラグ部分での断線はかなり多いです。

どうしてもギターを弾くうちにケーブルがねじれてしまうので、プラグ部分で断線が起きます。

いつのまにかケーブル内で断線が起きていて、『音が出たり出なかったり』現象が発生します。
よくあることなのでギタリストは誰もが経験しているはず…。

また安価なケーブルだと、ケーブル自体が劣化しやすいので長持ちしなかったりします。
数年でフニャフニャになったり変なクセがついたりする系のやつです。

ケーブルの買い直しや作り直しは、意外と面倒でコスパ悪いので課題でした。



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ジャズ用のオリジナルケーブル(通称:究極のケーブル)


完成した究極のケーブル

完成した究極のケーブル

↑完成したジャズ用のオリジナルケーブル(通称:究極のケーブル)です。

1)原音が劣化して音が悪い
2)すぐに壊れる
3)コスパが悪い
という課題を解決した高音質』『タフで頑丈』『コスパが良いケーブルとなりました。

ケーブルやプラグなど市販のパーツを組み合わせつつ、プラグへのコーティングやケーブルの保護など、自分のこだわったノウハウで仕上げてます。
※プラグにはNEUTRIKとOYAIDEを使用

原価は安くはないですが、タフで長持ちするのと他のケーブルでは代えがきかない高音質で大満足です。


ケーブルの保護。かなり頑丈です。


断線しにくい構造に。そして(写真ではわかりませんが)プラグ先端部へのコーティング処理をしてます。

↑の画像ではわかりづらい、というかまったくわかりませんが、プラグの接触部分にはコーティングをしてます。
コーティングなしだと汚れやすくメッキも薄くなるので、何気に重要です。

ケーブルの径(太さ)は約7.5mm。
普通のケーブルだと5〜6mm前後なので、かなり太い!

ケーブルを保護するスリーブはオーディオのプロの知人に教えてもらったものですが、耐久性は段違いでめちゃくちゃ丈夫です。
ややケーブルが硬くなるのが弱点ですが、変なクセがつかず演奏中の取り回しも問題なし。
まったくヘタレません。

最高です。



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音質比較


(左)市販のケーブル(真ん中)ノーマルな素材の自作ケーブル(右)ジャズ用のオリジナルケーブル

音質比較してみました。

・ケーブル(市販品)
・自作ケーブル(ノーマル素材)
・ジャズ用のオリジナルケーブル


カメラに外部マイクを取り付けて撮影したのですが、スマホやノートパソコンのスピーカーだとちょっと差が分かりにくいかもしれないのでヘッドフォン推奨です。

音は全体のレベル調整(ノーマライズ)のみで音質は無加工。
画像も無加工です(ホワイトバランスがシーンによってバラついてますが、無調整にしました)。

特にハイ(高域)とベース(低域)で差が出やすくなっています。

最初のルーパーで録った音は中域に寄った音で差異が伝わりづらいですが、1:20あたりからの曲だとアコギのバッキングの『ジャキッ』とした音がこもってしまっています。
とりあえずケーブルだけで音に差がでるのが伝わればいいな、というところです。



アンプのセッティング。EQはすべてフラット、リバーブはなしです。

周波数分析図


タテ軸が詰まっているのでそれぞれのラインの差がわずかに見えますが、1メモリが1dBなので実際の音は差異があります。

とくに、(動画にはしていないですが)演奏しているときに感じる音の差異はかなりあります。


赤のラインがジャズ用のオリジナルケーブル(通称:究極のケーブル)ですが、全体的に数値が高め。
原音が損なわれず、特にハイ(高域)とベース(低域)がきちんと出ている状態です。

6kHz以上の高域はサウンドの『空気感』や『抜け』に関わるポイントで、このあたりが高い数値なのは嬉しい結果でした。

高域が減るとアコースティック感や空気感がなくなります。
ジャズで多く使用されるフルアコやセミアコの場合では特にこのあたりの原音損失はもったいない、というか個人的にはこの差は結構大きいと感じるところです。

アンプ直でこのくらいの差が出るので、ペダルを使ったりするとさらに原音は劣化します。

【余談】ジャズ用

よりアコースティック感が出るクリアでハイファイなサウンドを目指したのでジャズ用としました。
ギターだけでなくコントラバスなど、ベースでもOK。

セッションやライブの時に何本か持っていって、他のミュージシャンに試してもらおうかと計画中です。

もちろんジャズじゃなくても全然使えます🙂。




・・・・・


演奏が楽しい!!

ジャズ用のオリジナルケーブルが完成して以降ずっとアンプ直で弾いているのですが、演奏がとにかく楽しいです。
ケーブルを変えただけでギターを弾くのがこんなに楽しいとは…。

自分のギターの音が「こんな音だったのか!」と感動してます。



たかがケーブル、されどケーブル。

みなさまもケーブルの音質について見直してみてはいかがでしょう?


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