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なぜか収録されていないウェス・モンゴメリーの未発表音源2曲

ウェス・モンゴメリーの名盤のひとつに「ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオ(Smokin at the Half Note)」があります。

言わずと知れた、1965年にウェス・モンゴメリーがウィントン・ケリートリオと共演した音源ですね。

なぜかこの音源に収録されていない曲が2曲あります。
「Cherokee」と「Caravan」です。

両方ともYouTubeにアップされていたので、以下よりぜひ聴いてみてください。


で、なぜ音源化されていないかは謎です。
曲の権利関係だとか、そんなところなんでしょうか?
演奏自体はかなり良く、バリバリに弾きまくるウェスがたまりません。なのでミステイクというわけではないように感じるのですが…。





・・・・・


1965年に行われたこのレコ-ディングですが、わずか3年後の1968年にウェスが亡くなっており(45歳)、そのあと4年後の1969年にはポール・チェンバース(33歳)、6年後の1971年にはウィントン・ケリー(39歳)が亡くなっています。

ただでさえ素晴らしい音源なのに、この音源からそれほど時間が経っていないうちに3人もこの世を去っていることを考えると、さらに貴重な演奏に感じます。

いずれも若くして亡くなっていることも残念ですね。
ジミー・コブは長生きして晩年に至っても素晴らしい演奏を残しているので、もし彼らがもっと長く生きていたら他にも名盤が生まれていたかもしれません。


ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオ(Smokin at the Half Note)

ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリー・トリオ(Smokin at the Half Note)

●ウィントン・ケリーのトリオにウェスがゲスト参加したライヴ音源と、同メンバーによるスタジオ録音をカップリング。ジャズの醍醐味を堪能できる名盤。
<パーソネル> ウェス・モンゴメリー(g) ウィントン・ケリー(p) ポール・チェンバース(b) ジミー・コブ(ds)
★1965年6月24日、ニューヨーク、ハーフ・ノートにてライヴ録音、1965年9月22日、ニュージャージーにて録音


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