【便利な小型アンプ】Lunchbox Reverb Amp(ランチボックスリバーブ)/ ZT AMP
2022.07.22更新 楽器・機材
ZT AMP の 小型便利アンプ『Lunchbox』。
ジャズでも使えて、音が良い、爆音も出る(200W!)、そして持ち運びが楽、ということで人気のアンプです。
出力が小さめの『Lunchbox Jr.』というモデルもありますね。
(ちなみに初代のランチボックスは廃盤で現在では販売されていません)
個人的にデメリットに感じていたのがリバーブがないところ。
リバーブではなく箱鳴り感を調整する『アンビエンス』というコントロールがついていて、「これがリバーブだったらなぁ」と思いながら使用していました。ウェブ上では似た意見が散見されたので同じように感じた方が多いかもしれません。
そんなわけで初代ランチボックスを持っていたのですが、使用頻度がメインアンプに比べて低かったことから売却。
しかし!
2022年2月、なんとZT AMPからリバーブ付きの『Lunchbox』モデルがリリース。
『リバーブ付き』&『サウンドが改良』ということで再び購入してみました。
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【商品公式サイトより】
ZT Amp / Lunchbox Reverb Amp
ゼットティーアンプ / ランチボックスリバーブアンプ
ZT Amp Lunchbox Reverb Ampは、革新的な小型大出力アンプ、Lunchboxを受け継ぐ新たな小型コンボアンプです。カリフォルニア製100Wコンボアンプで、6.5インチスピーカーを合わせたコンパクトなパッケージです。
オリジナルLunchboxをさらに洗練し、100W出力としながらワールドクラスのトーン、高い応答性を4.3kgで実現します。
豊かなスプリングタイプのリバーブを内蔵し、広いヘッドルームを持ち、ハードなエフェクターを通したシグナルも出力できます。
特徴
- 外部(拡張)スピーカー端子(最小8Ω)
- スプリングリバーブタイプ
- スピーカーエミュレート内蔵ヘッドホン・DIアウト(1/4インチ)
- 内部スピーカーミュートスイッチ
- 世界中で使用できる電源選択スイッチ
コントロール
- GAIN Control:プリアンプに入力されるシグナルを調整します。接続する楽器の出力に合わせて調整したり、アンプを歪ませる際のオーバードライブの調整を行います。通常、GAINコントロールは12時を超えた位置に設定し、全体の音量をVOLUMEで調整することを推奨します。
- BASS Control:低域の出力を調整します。
- TREBLE Control:高域の出力を調整します。
- VOLUME Control:アンプのマスターボリュームです。
- REVERB Control:シグナルに加えるスプリングリバーブサウンドを調整します。
リアパネル
- Headphone / BALANCED OUT Jack:1/4インチTRSバランスドアウトプットで、ヘッドフォンやPA、レコーディング機器に出力します。スピーカーの前に置いたマイクのように音を出力できます。ステレオアウトではなくバランスドアウトのため、対応した機器に接続して使用します。
- Internal Speaker Switch:本体のスピーカーのON/OFFを切り替えます。内蔵スピーカーをミュートしてLunchbox Reverbをアンプヘッドとして使用したり、ヘッドフォンを使用して音を鳴らさずに練習をする際などはOFFにします。Lunchbox Reverbは内蔵のスピーカーと外部スピーカーキャビネットを同時に鳴らすこともできます。
- SPEAKER Out Jack:1/4インチスピーカーケーブルを使用して、外部スピーカーと接続します。外部スピーカーは8Ω以上のインピーダンスのスピーカーを使用します。
- Power Switch:Lunchbox Reverbの電源ON/OFFを切り替えます。
スペック
- 100W クラスDパワーアンプ
- サイズ:192 mm x 250 mm x 139 mm
- 重量:4.3kg
種類:コンボアンプ
アダプター:-
電池駆動:-
コントロール:GAIN、BASS、TREBLE、VOLUME、REVERB、Speaker、Voltage
ZT Amp/Lunchbox Reverb Amp ゼットティーアンプ ランチボックスリバーブアンプ
Lunchboxを受け継ぐ新たな小型コンボアンプ
■ギターアンプ、コンボタイプ
■出力:100W
■コントロール:GAIN、BASS、TREBLE、VOLUME、REVERB、Speaker、Voltage
■100W クラスDパワーアンプ
■スピーカーエミュレート内蔵ヘッドホン・DIアウト(1/4インチ)
■内部スピーカーミュートスイッチ
■世界中で使用できる電源選択スイッチ
■6.5インチスピーカー
■重量:4.3kg
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ギャラリー
↑電源ケーブル。
3ピンの海外仕様タイプです。
・2ピンへの変換アダプタ
・2ピンの電源ケーブル
どちらかを別途用意する必要があります。
私は2ピンの電源ケーブルを買いました。
アダプタだといつのまにか紛失してしまうためです?。
2ピンの電源ケーブルでも電圧等の仕様を間違えなければ問題なく使用できるし、アダプタを紛失して焦る必要もないのでオススメです。
長さも自分の用途に合わせて好きなものを選んで買えば良いので、他の3ピン仕様のアンプなど、いつも電源ケーブル自体を別途購入しちゃってます。
BUFFALO 電源ケーブル 2ピンソケット(メス)⇔2ピンプラグ(オス)2m BSACC0520BKA
●ノートパソコンや周辺機器等に接続する電源ケーブル
■コネクター形状:ACアダプター側:3ピンソケット(メス)、ACコンセント側:2ピン(アース線付き)プラグ(オス)
■定格:AC125V/7A
■外形寸法(ケーブル長):2.0m
■質量:約184g
■パッケージ寸法(幅×高さ×奥行):145×210×30mm
■パッケージ質量:約111g
電源プラグのトラッキング対策の適用範囲拡大にも対応しています。
オーディオファン 変換アダプタ 電源3ピン→2ピン変換プラグ 電源/OAタップ PSE認証 ブラック (1個)
OAタップ等の3Pコネクタを2Pに変換するアダプタです
アース用コード付
●定格容量 AC125V - 15A 合計1500Wまで対応します
●安心のPSE認証付き ※日本国外では使用しないでください。
●製品内容 3ピン コンセントプラグ 変換アダプタ × 1 ●保証期間 お届け日より1ヶ月
【参考】初代のコントロールパネル↓
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【参考】初代の前面パネル↓
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ランチボックスリバーブのここがGOOD
- リバーブ!!
- 改良されたサウンド
- 相変わらず持ち運びが便利で快適
- 電源を入れた時のノイズが軽減
- ゲインアップ時のホワイトノイズも軽減(した気がする)
- 外観デザインもよりスマートに
ランチボックスリバーブのここがイマイチ
- やや固めのサウンド
- キャリングケースが日本では販売されておらず、入手しづらい
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使ってみた感想
まずはサイズについて。
これは文句なしです。
『これぞまさにランチボックス!』という小柄なサイズで、持ち運びは超快適です。
重さも全く気になりません。
サウンドについて。
出力が初代の200Wから100Wに変更になりました。
しかしサウンドのボリュームは変わりません。
初代の方がボリュームが低い段階でより『グワッ!』という音圧を感じた気がしますが、リニューアル版もほぼ同程度です。
ボリュームを上げた時には初代より同程度か、あるいか大きいかも…。
つまり、爆音が出ます。
小さいのに爆音。
ランチボックスの魅力は相変わらずです。
サウンドは初代に比べてクリアーになりました。
アンプを鳴らしてみて、すぐにわかるくらいの明確な変化です。
初代はミドルがかなり強調された箱鳴りサウンドでしたが、リニューアル版では初代よりもややハイファイ寄りのサウンドになってます。
初代の箱鳴り感もやや軽減されてました。
小さい箱が鳴っているような『箱鳴り感』はランチボックスの特徴でしたが、ややチープな印象も出てしまうので、この改良は嬉しいところです。
サウンドの改良と共にアンプのEQが
初代ランチボックス:TONEのみ
から
ランチボックスリバーブ:BASSとTREBLE
になっています。
初代のざっくりした調整から、より細かいサウンド調整ができるようになったのでサウンドの幅は広がった印象です。
そして、目玉機能のリバーブ。
これを待っていた!という感じです。
クリアーな反響サウンドで、弾き心地がめちゃくちゃよくなりました。
コントロール次第で濃く掛けることもできますが、個人的には2/10程度で軽めに掛けて弾いてます。いい感じです。
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軽減された電源オン時のノイズとホワイトノイズ
初代は電源オン時の『ブツッ』というノイズがありましたが、改善されています。
また、ゲインを上げた時に『サーーーーーーー』というホワイトノイズが出てしまう仕様ですが、こちらもリニューアル版では改善されている気がします。
ホワイトノイズがまったく出ないのが理想ではありますが、初代ほど目立たずに軽減された印象でGOODです。
その他
スピーカーエミュレート内蔵ヘッドホン端子もけっこう便利です。
ふつうのカリカリなラインサウンドではなく、自然なサウンドが出るので夜間の練習にも使えそうだと感じました。
Speakerアウト端子もあるので、別売りのキャビネットに接続して、より大音量にすることもできます。
もともと大音量なので「必要ある?」という気もしますが、キャビネットを増やすと設置の仕方によって広く鳴らせるのでメリットです。
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サウンドについて
サウンドが改良されてクリアーになったのですが、やや硬質な印象があり、個人的には初代の方が好きかなーという印象です。
トレブルが低いとモコっとして埋もれる、というかサウンドが前に出てきません。
そのためトレブルを上げるんですが、そうするとカリッと硬質なサウンドになってしまいます。
初代の『ミドル強調サウンド』のほうが、ジャズには適した(弾きやすい)サウンドかな、と。
ただし全く別物のサウンドというわけでもなく、ゲインとEQの調整で初代っぽいサウンドにはなります。
※ゲインをやや大きめにすると初代っぽいミドル強調サウンドになりました
(【2022年7月追記】↑追記あり。下にサウンドついて追加しました。)
初代は『TONE』だけだったのが、逆に手軽な操作でメリットになっていた感がありますね。
ゲインやEQの調整でけっこう鳴り方が変わるので、好みに応じて調整が必須のようです。
【重要な追記(2022年7月)】サウンドの調整について(硬い音の解消方法)
サウンドについていろいろ追求したところ、かなりいい音が鳴らせるようになりました。
このアンプ、サウンド調整にけっこうコツが要ります。
使い始めたころは「初代の方が良いかな」と思っていたんですが、今ではリニューアル版も好きになりました。
購入した当初はクリアーで硬質な音がイマイチだと感じており、ゲイン・EQ・ボリュームの調整をいろいろ模索していました。
しかし、
・トレブルを下げれば必要以上にモコモコ
・トレブルを上げればカリカリの硬めな音
・ベースを上げれば低音強すぎ(ハウる)
・ベースを下げれば軽すぎ
・ゲインを上げると音が濁る
と、なかなかうまく解消されません。
いろいろと試した結果、自分の最良の解決法は『ブースター(EP Booster)を使う』でした。
ちょっと苦戦しました?
ゲインを上げるとマイルドになるのですが、特にコードを鳴らした時に歪みがでてしまいます。
しかし、EP Boosterを使うと音が歪みすぎず、柔らかくマイルドになります。
硬さがかなり軽減されて、弾きやすくなりました。
アンプ直の手軽さはなくなりますが、EP Boosterだけなら煩雑にもならないし、なによりサウンドはめちゃくちゃ良いです。
お遊び or サブ用途ではなく、メインアンプとしても十分使えます。
もしジャズ用途でランチボックスリバーブを購入した際にはぜひお試しください。
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キャリングケースが売ってない問題
キャリングケースが日本ではどこにも売られていません?。
(2022年3月時点)
ランチボックスJrのものは見つかるのですが、初代 or リニューアル版(ランチボックスリバーブ)用のサイズのものが無いんですよね。
やむなく海外(ZT AMP公式)から購入しました。
送料込みで1万円程度です。
アンプのリニューアルに伴って再び日本に入荷する可能性があるので、しばらくすると日本の市場でも出回るかもしれません。
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余談:Julian Lageも使っていた?
そういえばJulian Lageもランチボックスを持っているようで、チラッと彼の動画で登場してたりします。
あまり使っていないのか、インテリアの一部に…。
たしかに、使わない時には飾っておくのも悪くなさそうですね。
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最高のサブアンプ
初代のランチボックスを手放し、再びリニューアル版を手に入れた感想としては、やはり『最高のサブアンプ』です。
セッションやライブの際に車の中に入れとくとか、気軽な練習用途などに最高です。
もちろんメインで使っても良いと思います。
特にジャズでは会場が大きくないケースが多いと思うので、大抵はこれでいけちゃう気がします。
ちなみに、会場が大きくても爆音が鳴らせるのでこれでいけてしまうという恐ろしさ…。フルテン状態ではうるさすぎるかもしれません。
『持ち運びの便利さ&サウンドの良さ』が両立するランチボックス。
最高です。
私はサブ用として車に積んでます。
【追記(2022年7月)】セッティング次第でメインでもバリバリ使えるアンプ
上の追記で詳しく書きましたが、いろいろと模索した結果、セッティング次第でメインでもバリバリ使えるアンプだと感じています。
個人的にはEP Boosterが欠かせないので、ちょっと荷物は増えるのが難点ではありますが、その点を加味しても持ち運びやすさ・軽快さは健全です。
当初は「初代の方が良かったかな」という印象が拭えませんでした。
しかし使うほどに、お気軽な用途でも使えるし、ガチなライブでも十分に使えるアンプだと感じています。
ブースターを組み合わせて鳴らした時には『クリーンさ』と『抜けの良さ』が絶妙で、デラックスリバーブっぽいなーと感じることがあるほどです。
値段もアンプの大きさも全然違うのにすごいなーと。
というわけで、メインでもOKな良アンプです。
小さいアンプに興味がある方にはオススメです。
ZT Amp/Lunchbox Reverb Amp ゼットティーアンプ ランチボックスリバーブアンプ
Lunchboxを受け継ぐ新たな小型コンボアンプ
■ギターアンプ、コンボタイプ
■出力:100W
■コントロール:GAIN、BASS、TREBLE、VOLUME、REVERB、Speaker、Voltage
■100W クラスDパワーアンプ
■スピーカーエミュレート内蔵ヘッドホン・DIアウト(1/4インチ)
■内部スピーカーミュートスイッチ
■世界中で使用できる電源選択スイッチ
■6.5インチスピーカー
■重量:4.3kg
Xotic エキゾチック エフェクター ブースター EP Booster
ジミー・ペイジ、エディ・ヴァン・ヘイレン、ブライアン・メイ、エリック・ジョンソン、彼達のようなトップミュージシャンに共通する事とは何でしょうか?それは名機と言われるエコープレックスを使用していたことです。本来エコープレックスとはディレイ効果を得るための装置ですが、”通しただけで音が太くなる””音がしまる”という目的でプリアンプ的に使用されていた事は有名な話ですが、その大きさやメンテナンスの問題で敬遠されてきました。このウォームでコシのあるプリアンプサウンドを手軽に得られるよう生まれたのがXoticのEP-Boosterです。
BUFFALO 電源ケーブル 2ピンソケット(メス)⇔2ピンプラグ(オス)2m BSACC0520BKA
●ノートパソコンや周辺機器等に接続する電源ケーブル
■コネクター形状:ACアダプター側:3ピンソケット(メス)、ACコンセント側:2ピン(アース線付き)プラグ(オス)
■定格:AC125V/7A
■外形寸法(ケーブル長):2.0m
■質量:約184g
■パッケージ寸法(幅×高さ×奥行):145×210×30mm
■パッケージ質量:約111g
電源プラグのトラッキング対策の適用範囲拡大にも対応しています。